「新卒社員に関する実態調査2019年春」は、4月に社会人になったばかりの新卒社員である、22歳~27歳の男女865名を対象として、4月22日~26日の間に実施されている。
調査対象者に、今の職場での戸惑いや困りごとを尋ねたところ、男女とも「覚える内容の多さ」が最多(男性:37.1%、女性:36.6%)だったが、男性では「仕事量の多さ」(28.2%)、「食事や睡眠といった日常生活の変化」(26.0%)、女性では「上司とのコミュニケーション」(33.7%)、「先輩とのコミュニケーション」(30.2%)がそれに続いた。
「今の仕事をあと3年以上、続けられそう」と回答した人は21.8%で、「たぶん続けられる」(36.2%)とあわせて58.0%の人が、現時点では今の仕事を続けられそうと判断している。一方で、「続けられない」と答えた人は8.3%、「続けられないかもしれない」と答えた人は10.0%、「どちらとも言えない」と答えた人は23.7%だった。
周囲に親身になって相談に乗ってくれる先輩がいるかを尋ねた質問では、「たくさんいる」が10.6%、「たくさんではないが、いる」が50.3%で、「まったくいない」は13.2%、「あまりいない」は25.8%となっている。
現在、勤めている会社を学生時代の後輩に「薦めたい」と答えた人は9.0%で、「どちらかというと薦めたい」(28.1%)とあわせて37.1%の人が今の会社を好意的に捉え、人にも薦めたいと考えていることが明らかになった。また、「薦めたくない」は14.0%、「あまり薦めたくない」は14.3%、「どちらともいえない」は34.6%となっている。
現在勤めている会社において、「自分なりの目標を見つけられた」という人は32.7%、「まだ見つかっていない」という人は36.6%、「よくわからない」という人は30.7%だった。