ソフトウェア品質技術者資格は、品質保証部門だけでなく、開発者やテストエンジニアなどソフトウェアに携わるすべてのソフトウェア技術者を対象に、品質技術を身につけ、実践していくことにより、ソフトウェア品質の向上を実現することを目的とした資格。試験では「ソフトウェア品質 知識体系ガイド―SQuBOK Guide―」をベースとして、ソフトウェア品質全般に関する知識が問われる。
試験は初級、中級、上級の3段階。初級試験は5月、11月、中級試験は11月に実施。上級試験は準備中となっている。
同資格を取得するメリットとして、日科技連は企業、個人ぞれぞれに次のことを挙げている。
企業にとってのメリット
- 企業体質の強化、改善につなげられる
- 全社にソフトウェア品質の考え方を啓蒙・普及する一助となりえる
- 人事制度、資格制度などとリンクさせることにより、計画的な人材育成が可能
- 社員の能力開発が期待でき、相乗効果が期待できる
- 取引先に対し、自社で「ソフトウェア品質力」を有している人材がいることを強調できる
個人にとってのメリット
- ソフトウェア品質力が第三者(日科技連)から認定される
- SQuBOK Guideを勉強することになり、ソフトウェア品質に関する知識を高められる
- 外部に対して、専門知識を有していることを証明できる
現在、受験申し込みを受け付けているのは、11月に実施される初級ならびに中級試験。試験の日時や場所などは次表のとおり。
試験名称 | 第17回 初級ソフトウェア品質技術者資格試験 |
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試験日時 | 2016年11月26日(土) 10:30~11:30(60分) |
試験会場(地域) | 東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、富山 |
試験料 | 1万800円(税込み) |
申込受付期間 | 2016年8月16日(火)~10月19日(水) 15:00まで |
試験名 | 第7回 中級ソフトウェア品質技術者資格試験 |
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試験日時 | 2016年11月26日(土) 13:30~15:30(120分) |
試験会場(地域) | 東京、大阪、名古屋、富山 |
試験料 | 1万6200円(税込み) |
申込受付期間 | 2016年8月16日(火)~10月19日(水) 15:00まで |
その他、初級試験と中級試験を同時に受験することもできる。その場合、「第17回 初級/第7回 中級ソフトウェア品質技術者資格試験」の受験申し込みを行う。ただし、試験会場(地域)は「東京・大阪・名古屋・富山」のみ。
受験申し込みは、日科技連の試験案内サイトから申込書(ファイル)をダウンロードし、メール添付で送付する。詳しくは試験案内サイトを参照のこと。なお、1つの試験に同一窓口から一括して10名以上申し込む場合(受験料の振込も一括)、当該試験に限り、1人あたりの受験料が10%割引になる(団体割引)。