UMLモデリング技能認定試験のL4試験は、現在実施されているL1〜L3試験の上位に位置づけられており、実践に基づいたモデリングを指導できる技術者を認定する。指導者レベルの技術者を認定することになり、UMLモデリング技術はもちろん、UMLを用いた開発経験も重要な審査要素となっている。
L4試験の受験者は、申し込み時にこれまでのプロジェクト経歴を記載したドキュメントを添える必要がある。このドキュメントなどの資料を基に1次審査(書類審査)が行われるが、この審査では実プロジェクトへのモデリング適用経験が問われる。1次審査の合格者は2次審査に進み、審査員から与えられるモデリング課題を解くと同時に過去の実績をまとめていく。課題の解答は審査員によるレビューを数回受ける。それから受験者は、最終的な解答と過去の実績を面談試験でプレゼンする。合否は、面談試験を含めた総合的な観点から判定される。
2016年度のL4試験の実施概要は以下のとおり。
- L4試験実施スケジュール
- 2016年11月01日(火) L4試験受験申し込み受付開始
- 2016年11月28日(月) 受験申し込み締切
- 2016年12月12日(月) 1次審査(書類審査)合否通知
- 2017年01月10日前後 2次審査問題提出1回目
- 2017年02月06日前後 2次審査問題提出2回目
- 2017年02月27日(月) 面接用資料最終提出
- 2017年03月11日(土) 面接試験(予備日3月18日(土))
- 2017年03月24日(金) 2次審査合否(L4試験合否)通知
- L4試験の受験料金
- 1次審査出願料:無料
- 2次審査受験料:10万2600円(税込み)
- ※ 1次審査の合格者には、後日受験料の請求書が送付される
- 受験資格
- L3試験合格者