学情は、新型コロナウイルスの影響やテレワークの推奨により地方へのUIターン希望者が増えていることを受け、同社のインターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」において、2022年卒学生を対象に「地方でのインターンシップ」に関するアンケートを実施した。
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調査対象は、インターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」へのサイト来訪者。調査期間は2020年6月17日~6月29日で、1036名から回答を得ている。
アンケートでは「地方で実施されるインターンシップ」に76.3%が参加したいと回答し、「参加を希望しない人」を大きく上回る結果となった。「UIターン就職を希望している人」は、ほぼ全員が「地方で実施されるインターンシップに参加希望」としている。
また、「UIターンや地方での就職を希望しない」と答えた人も、「地方で実施されるインターンシップ」に参加したいと回答した人が68.3%に上った。現時点では「UIターンや地方での就職」を希望していない学生も含めて、多くの学生が「地方で実施されるインターンシップ」に関心を持っていることが分かる。
地方で参加したいインターンシップは「インターンシップの内容が面白そう」が最多で63.4%となった。「観光や地域振興に関わる仕事を体験してみたい」「特色ある製品を製造するメーカーの仕事を体験してみたい」などの声があり、都市部では体験できない内容のインターンシップへ参加したいという意向がうかがえる。
また、「オンラインで参加できる」が52.9%と続いている点については、同社が2020年6月に実施した「インターンシップの参加意向」に関する調査でも、「オンラインで参加できるインターンシップがあれば参加してみたい」と答えた学生が83.4%。学生のほとんどがオンラインでのインターンシップ参加に抵抗がないとしていたことを符合する。オンラインでの参加であれば、都市部の学生が地方企業のインターンシップに参加することも容易になり、今後、“オンライン地方インターンシップ”が1つのトレンドになる可能性がある。
なお、地方で開催されるインターンシップの参加希望時期は、「8月」「9月」が8割超の結果となり、夏休み期間に参加したいという意向がうかがえる。