東京海上ホールディングス(以下、東京海上HD)のグループ会社である、東京海上日動キャリアサービスは、ミドルシニア層のプロフェッショナル人材と経営課題を抱える企業をつなぐ新規事業「プロドア(PRODOR)」を開始した。
プロドアは、東京海上HDのBusiness Creation Programから事業化される初の事業。豊富なスキルや経験を持つミドルシニア層の人材に新たなフィールドを提供するとともに、人材不足などの経営課題を抱える企業を支援する。
プロドアの主な特徴は、以下のとおり。
- 専任メンター制度
- 専任メンターは、プロ人材と企業の面談に同席し、プロ人材の経験・スキル・想いを企業に分かりやすく説明する。従来の履歴書・職務経歴書・人脈リストのみで判断されるのではなく、人物本位でのマッチングをベースとする。
- プロセスのデジタル化
- 登録者の面談や登録者への教育、企業へのオファーなど、多くのプロセスをデジタル化して効率化を図る。また中長期的には、AIなどのデジタルを活用しながら登録者のスキルと企業のニーズを可視化して、より精度の高いマッチングの実現を目指す。
- リカレント研修の実施
- プロ人材が新たなフィールドで活躍できるよう、企業の経営課題を解決するための実践的な研修を実施。また、専任メンターとの定期的なミーティングを実施し、新たな挑戦を全面的にサポートする。
- 費用の開示
- サービスにかかる費用や手数料を受入企業と登録者の双方に開示。サービスの透明性を確保していくことで、受け入れ企業と登録者の双方が、高いモチベーションを維持して働くことのできる環境を提供する。
東京海上日動キャリアサービス プロドア事業責任者の市原大和氏は、「プロドアは、首都圏を中心にスタートし、順次全国にサービスを展開していく予定です。東京海上グループは、プロドアを通じて、ミドルシニア層の方々が活き活きと働き続けられる仕組みを、デジタルの力も活用しながら構築していきます。また、より多くのミドルシニア層のプロ人材と企業をつなぐことで、人材不足や企業が抱える経営課題の解決を支援し、地方創生と社会全体の活性化に貢献してまいります」と述べている。