i6TGは、教育サービス事業およびAI事業を展開する「EduLab(エデュラボ)」と協業し、人事部門がシステムへ従業員情報を手入力する負担を削減する「kamidanomi」サービスを2020年8月より開始すると発表した。
働き方改革による業務効率化の促進や新型コロナの流行下での在宅勤務の推進において、「紙」を起点とした情報のやり取りは頭の痛い問題となっている。特に、住所や通勤経路、家族情報といった社員の個人情報を取り扱う人事部門においては、“紙の届け出書類”は今もなお数多く存在している。一方で、テレワークが普及する流れの中、多くの企業でペーパレス化への期待がこれまで以上に高まってきている。
kamidanomiは、「無理に紙をなくして現場の負担を増やすのではなく、むしろ紙のままで何とかできないか」という発想のもと、EduLabの手書き文字をデータ化するAI-OCR技術「DEEP READ」とi6TGのBPOスキームを融合させることで、現場のプロセスはそのままに、人事部門における作業時間の圧縮を実現する。
i6TGが各企業から手書きで起票された紙の人事書類をPDFで受け取り、AI-OCR技術で文字情報を自動的にデータ化し、システム登録までを完了する。
同社では、これまでに培ってきた人事業務アウトソーシング事業のノウハウを活かして、企業規模に見合ったサービスプランを用意。各企業は人事部の予算都合に合わせて同サービスを導入できるとしている。