厚生労働省は、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(平成30年1月策定)を改定したことを公表した。
副業・兼業については、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)において、複数の事業所で働く人の保護などの観点や、副業・兼業を普及促進させる観点から、労働時間管理および健康管理の在り方などについて検討を進めることとされていた。これを踏まえ、厚生労働省では、労働政策審議会労働条件分科会および安全衛生分科会において、副業・兼業の場合における労働時間管理・健康管理について検討を行ってきた。
本ガイドラインの改定により、副業・兼業の場合における労働時間管理及び健康管理についてルールが明確化される。厚生労働省では、企業も労働者も健康を確保しながら安心して副業・兼業を行うことができるよう、本ガイドラインの周知を図っていくとしている。