Sansanは、カルビーが法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」の試験導入を開始したことを発表した。名刺のデジタル化を通じた業務効率化、生産性向上により、同社の働き方改革「Calbee New Workstyle」を後押しする。また、カルビーはオンライン名刺機能の利用を開始し、オンラインでのつながりもデータとして蓄積・活用することでモバイルワークを前提とした新しい営業スタイルの実現を目指す。すでに新デザイン名刺も、オンライン上に登場している。
カルビーではモバイルワークの中においても、営業部門の新規顧客開拓や、社外の人的ネットワークの拡大によるビジネスイノベーションを重要視している。ITによる業務効率化とオンライン活用による新しい営業スタイルへの変革を推進するため、オンライン名刺機能を積極的に活用する。
オンライン名刺機能では、社員が持つ名刺をデジタル化することにより、顧客情報や商談履歴の蓄積・共有を、効果的に管理・共有できるようになる。また、複数名が参加している商談でも、所属部署や肩書き情報を漏れなく顧客データとして登録することが可能。そのため顧客の人事異動などの把握や、企業情報の収集が効率化され、営業の質・スピードの向上が期待される。さらに、各社員が持つ人脈が可視化されることで、リモートワーク下においても、社内人脈の活用や円滑なコミュニケーションが実現する。
カルビーは、同社商品をモチーフとした新デザインの名刺も、オンライン名刺交換に活用することで、アイキャッチと話題性の向上を図っている。オンライン上でもオフラインでの対面と同様に顧客との接点を大切にし、ビジネス機会の獲得を目指す。
Sansanは、今後もカルビーのCalbee New Workstyleを業務効率化・生産性向上の側面から支援する。同時に、オンライン名刺を活用した新しい営業スタイルの確立に向けた実証実験など、働き方改革加速に向けた施策に共同で取り組んでいくとしている。