グレフは、求職者の「空いた時間に働きたい」と、企業の「急なときでも人材を確保したい」をつなぐ採用マッチングプラットフォーム「グレフ」を10月1日に正式リリースしたことを発表した。
新型コロナウイルスの影響による不要不急の外出自粛で、配達、デリバリー、ネット販売・物流業界では人手不足が急増している。その一方で、2020年1月末から9月までに解雇や雇い止めで仕事を失った6万人超の人々が存在する。同社はグレフによって、より多くの人が自由に時間単位のアルバイトや副業などができる環境を提供する。
また、2019年に施行された「働き方改革法案」をはじめ、個々の事情やライフスタイルに合う労働環境づくりが求められている中、同社は未活用労働者の労働力最大化にも注目している。求職者と企業をつなぎ、雇用の活性化を促すことで慢性的な人手不足の解決も目指す。
グレフは、登録費用・求人掲載費用・給与振込手数料が無料。料金体系は「求職者の報酬(交通費含む)×30%のシステム利用料(税別)」となっている。1日単位でマッチングし、直接雇用が可能なほか、求職者が勤務を終えた後、企業は紹介費用なしで引き続きスカウトできる。
また、求職者は働きたい時間をサイトで検索すると、その時間に働いてほしい企業が見つかる。面接不要、履歴書不要のため、募集から採用までの時間と担当者の採用工数を圧縮できる。
同サービスの特徴は以下のとおり。
- ①即日採用が可能
- 無料ですぐに求人を掲載できる。急なときに必要な人数だけ即戦力の人材を確保可能。
- ②応募者選定と即マッチングの使い分けができる
- 応募者選定機能と即マッチング機能の選択ができるため、幅広いニーズに対応可能。
- ③労務管理も簡単
- オンライン上での雇用締結で履歴書・面接が不要。企業の労務管理は同社システムによる当日の出退勤管理のみ。
- ④即日支払いをグレフが代行
- 即日支払いにより採用難職種のマッチングを促進し、企業の賃金支払い業務の負担を軽減。
なお、グレフは今後、求職者のスケジュールに合わせてAIを活用したオートマッチングや、求職者のスキルを可視化するなど、就職活動に活用できるプラットフォーム展開も視野に入れているとしている。