人事評価クラウドサービス「HRBrain」を提供するHRBrainは、資産運用大手フィデリティ系のEight Roads Ventures Japanをリード投資家[1]とした10億円の第三者割当増資と、3億円のデットファイナンスを合わせ、最大で13億円の資金調達が決定したことを発表した。同社はこれまでに約12億円の資金調達を実施しており、エクイティによる累計資金調達額は、今回の資金調達を含め約22億円となる。
HRBrainは、従業員の目標設定から評価までのプロセスをクラウド型のソフトウェアで効率化し、組織の生産性や目標達成力を高めるためのクラウドサービスとして2017年1月に産声を上げて以来、全国の中小企業から日本を代表する大企業まで約1000社の現場に提供されてきた。
いま、HRBrainは人事評価クラウドの枠を超えて、人材データの活用を通した個人やチームの生産性の最大化、組織の見える化や人材配置の最適化、経営と現場をつなぐコミュニケーションの場としてもサービスを日々拡張させており、強いチームを創るための統合的なタレントマネジメントプラットフォームへの進化を進めているという。
調達した資金は、日々需要が高まる人事領域のDXやニューノーマルな働き方へのシフトを推進する企業のためのプロダクト開発と、事業基盤の強化に活用していく。
注
[1]: 本ラウンドにおける投資家(※順不同):Eight Roads Ventures Japan、第一生命保険、SMBCベンチャーキャピタル、AGキャピタル、SCSK。