学情は、2020年12月21日発表の2022年卒学生対象「就職人気企業ランキング」の結果を「男女別」に比較した。調査対象は2022年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生で、調査期間は2020年6月1日~2020年12月6日。有効回答数は7675名。
男性ランキングでは、「スポーツ・ゲーム」が人気。3位に「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットした任天堂、5位にアシックスグループ、7位にアディダスジャパンが入るなど、トップ50に7社がランクインした。女性ランキングでは、「スポーツ・ゲーム」のトップ50へのランクインは2社にとどまり、女性よりも男性のほうが「スポーツ・ゲーム」への人気が高いことが分かる。
女性ランキングでは、「マスコミ」が人気。4位には講談社、8位には大ブームとなった「鬼滅の刃」を手掛ける集英社が入るなど、トップ50に11社がランクインした。男性ランキングでは、「マスコミ」のトップ50へのランクインは4社となっており、男性よりも女性のほうが「マスコミ」への人気が高いことが分かる。
男女ともに支持を集めたのは「食品」。男性ランキングでは、2位のアサヒ飲料、4位の味の素、13位のサントリーグループなど、トップ50に8社がランクインしている。女性ランキングでも、1位の味の素、5位のアサヒ飲料、7位のロッテなど、トップ50に15社が入っている。コロナ禍の「巣ごもり消費」を牽引する「食品」は人気が底堅いことが伺える。
男女ともに順位を上げたのは、高視聴率を記録した人気ドラマ『半沢直樹』の舞台となった金融業界。男性ランキングでは、東京海上日動火災保険が、昨年153位から32位にジャンプアップ。また、男性ランキング41位の三菱UFJ銀行や、48位の住友生命保険、女性ランキング47位の三菱UFJ銀行や、49位の三井住友銀行が、いずれも昨年の50位圏外から順位を上げている。「航空・旅行」などで採用を凍結・縮小する企業があるなか、採用人数の多い金融業界が人気の受け皿になっていることが想定される。
調査詳細URL:https://service.gakujo.ne.jp/data/recruit/ranking/2022