学情は、同社の「あさがくナビ2021」会員のうち2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、インターネットアンケートを実施。「就職活動の振り返り」をテーマに調査した。調査期間は2021年1月22日~1月31日で、有効回答数は256名。
就職活動で「Web面接」を経験した学生は87.1%、「Web面接」を経験したことがない学生は12.9%であった。大半の学生が、就職活動においてWeb面接を経験している。
また、Web面接の際に、企業からの情報提供・サポートでうれしかったことは、「複数の日程から選択できた」が65.0%で最多。「複数の企業の選考を受けるので、日程を選択できるとありがたい」「日程の候補が複数あるほうがスケジューリングしやすい」などの声が挙がっており、リアル訪問の面接と同様、「面接日程を選択できること」は学生から喜ばれている。
次いで回答を集めたのは、「動画で企業理解を深める機会があった」31.4%、「オンラインで社員と面談する機会があった」30.9%であった。「動画や社員面談で、Web面接だけでは分からない企業の雰囲気を知ることができた」「動画で、複数の社員のインタビューを見ることで、働くイメージを持てた」などの声が寄せられている。「企業の雰囲気を知りたい」「働くイメージを持ちたい」というニーズの高さが伺える結果となった。
就職活動で好ましい面接スタイルは、「リアル訪問の面接」が28.9%、「どちらかと言えば、リアル訪問の面接」が25.8%で、「リアル訪問」が良いと回答した学生が54.7%に上った。「リアル訪問」が良いと回答した学生からは、「直接のほうが、企業の雰囲気も分かりやすい」「直接だと、言いたいことが伝えられているかを確認しながらコミュニケーションを取ることができる」「就職を決める大切な機会なので、直接熱意を伝えたい」「最寄り駅から企業まで歩くなど、実際に訪問すると、より実際に働くイメージを持ちやすい」などの声が寄せられた。リアル訪問で、実際に働くことをイメージし、自身の熱意を伝えることを重視する学生が多いことが分かる。
その一方で、「Web面接」「どちらかと言えば、Web面接」の回答は25.8%、「どちらとも言えない」の回答は19.5%であった。学生からは、「Web面接は、交通費と移動時間がかからないので、地元の企業など、遠方の企業の選考にも参加しやすい」「コロナ禍では、Web面接がなければ就職活動はできなかったと思う。Webでもリアルでも対応できることが大切だと思う」などの声が挙がった。