タレントアンドアセスメントは、松屋フーズホールディングス(以下、松屋フーズ)が店長昇格試験に、同社の対話型AI面接サービス「SHaiN」を導入したことを発表した。
松屋フーズの店長昇格試験では、年2回店長候補者を選出し、東京や大阪に招集して試験を実施してきた。そのため、面接試験においては会場ごと・面接官ごとの評価のばらつき、試験受験のための移動時間、面接に携わる関係者の拘束時間などが課題となっていた。
昨年6月の試験では新型コロナ感染症の状況を踏まえ、東京・大阪の近隣候補者のみ従来どおりの面接、遠方候補者に対してはWeb面接に置き換えて実施したが、Webでの実施は初めての試みで、システムトラブルや通信障害、Web面接の準備などに苦労したという。
そこでSHaiNを導入し、試験そのものを全てオンライン化した。これにより、従来からの課題を解決すると同時に、候補者に対し恣意性を排除した的確なフィードバックを行い、人材育成の面でもより質の高いサポートが可能になったという。
SHaiNは、人間の代わりにAIが面接を実施するツールで、人間が行う面接で課題視されてきた評価のばらつきを改善し、評価基準の統一や先入観のない公平公正な選考を実現する。受検者はスマートフォンを利用して面接を受ける。