統計検定は、2011年より開始された統計に関する知識や活用力を評価する全国統一の試験。中高生や大学生、社会人を対象に、各レベルに応じて体系的に国際通用性のある客観的な統計活用能力評価システムを用い、科学的に問題を解決する能力を測って資格として認定する。
統計検定の種別には、4級、3級、2級、準1級、1級の5レベルのほかに、公的統計に関する知識を正確に認識し、適切な利活用能力を測る「統計調査士」と、統計調査全般に係る高度な専門知識と利活用手法を問う「専門統計調査士」がある。また、近代統計の発祥の地英国の王立統計学会(RSS)と契約を結び、RSSと共同認定を行う「RSS/JSS」を加えた合計8種類が用意されている。
このたび発表された2017年度試験実施日程は次のとおり。
試験実施日 | 実施される試験 |
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2017年5月19日(金)〜21日(日) | RSS/JSS |
2017年6月18日(日) | 準1級、2級、3級、4級 |
2017年11月26日(日) | 1級、2級、3級、4級、統計調査士、専門統計調査士 |
なお、RSS/JSSは2017年5月19日(金)〜21日(日)の実施を持って、現行の形態での試験終了が告知されている。また、準1級試験と1級試験で使用できる電卓が変更され、関数電卓の使用が禁止となり、他の検定種別と同じ一般電卓のみが使用可能となる。
統計検定2級と3級は、2016年8月よりCBT試験を開始。年2回行われるペーパー試験に加えて、全国のオデッセイコミュニケーションズ認定試験会場にて、任意の日程での受検が可能になっている。CBT方式の試験申し込みはこちらから。なお、CBT試験に合格した場合、その資格はペーパー試験と同等の資格だが、合格証にはCBT試験での合格であることが記載される。