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企業・組織で向き合っていく「サイレントうつ」の予防策

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2021/04/28 08:00

 いまだ終息が見えない新型コロナウィルスの感染拡大。多くの企業でテレワークが継続されるでしょう。問題は仕事を抱え込み長時間労働になったり、トラブルをさっと相談できなかったりして、自分ひとりで苦しむケースがあることです。オフィスであれば様子がおかしいと上長や同僚が気づいてくれることもありますが、テレワークではそれがありません。今回は、そうしたテレワーク特有の問題とその予防策について解説します。

周囲も自分も気づけない「サイレントうつ」

 「サイレントうつ」という言葉を聞いたことがありますか。「テレワークうつは聞いたことがあるけど、『サイレントうつ』ってなんだろう」という方に向けて、本稿では、その原因と予防策について私の体験談も踏まえながらお伝えします。

 テレワークという働き方には「場所や時間に縛られず働ける」「通期時間がないのでストレスが減る」など、さまざまなメリットがあります。しかし、それと同時にテレワークならではの心身への不調も出ることがあるのです。アイ・タップが実施したアンケートでは「リモートワーク前と後での健康面の変化はありましたか」という質問に対し、52.17%の方が「悪い」と回答しています。

リモートワーク前と後での健康面の変化はありましたか(出典:アイ・タップ「リモートワーク時代のオンラインエクササイズアンケート結果」)
リモートワーク前と後での健康面の変化はありましたか(出典:アイ・タップ「リモートワーク時代のオンラインエクササイズアンケート結果」)
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 私自身も身体的な面でいえば、頚椎椎間板ヘルニアや前髪が薄くなってしまったなどの目に見えた不調がありました。

 テレワークはこうした身体面だけでなく、目に見えないメンタル面の不調も引き起こすことがあります。その一つがサイレントうつです。サイレントうつはテレワークという周囲に人が少ない状態で起き、周囲の人も自分もなかなか気づかないという特徴があります。

「在宅で仕事をすることで、長時間勤務になった」
「誰ともコミュニケーションをとらず、孤独感を感じている」
「仕事による極度のストレス」
「新型コロナウィルスを過敏に意識することによるストレス」
「突然のニューノーマルへの移行によって心がついてこない」

といった心理・環境がサイレントうつを引き起こします。

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著者プロフィール

  • 小澤 美佳(コザワ ミカ)

    2008年に株式会社リクルートへ入社。10年間、HR一筋。中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。2018年 中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。2019年に株式会社ニットに入社し、営業・広報・人事を経験後、現在はオンラインファシリテーターとして活動中。
    オンラインでのセミナー講師やイベントのファシリテーターを多数実施。

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