マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。調査期間は、2021年4月26日~4月30日。2228名(文系男子402名、理系男子578名、文系女子599名、理系女子649名)から回答を得ている。
2022年卒業予定の大学生・大学院生に4月の活動状況を聞くと、最終面接を受けた割合が44.3%(前年同月比14.0ポイント増)、内々定を得た割合が33.7%(前年同月比8.2ポイント増)で、前年に比べて早く選考が進んでいる。4月中に面接を受けた社数平均は3.1社で、前年同月に比べ0.8ポイント増加した。4月までに面接を受けた社数の累計は7.6社で、前年4月までの5.8社より1.8社増えており、4月末時点では前年より活発に活動できていることがうかがえる。
現時点で就職活動に不安がある学生は60.1%で、前月より16.1ポイント減少し、前年同月比でも12.3ポイント減少した。不安に思う要因では「志望企業から内々定をもらえるかどうか」が69.2%(前年同月比10.2ポイント増)で最も高い。また、「企業の採用スケジュール(計画)がはっきりしない」は21.7%(前年同月比29.3ポイント減)で前年よりかなり減少した。コロナ禍の就職活動も2年目となり、企業側も前年よりはスケジュールを明確にして学生に対応することができており、そのような状況の中で、学生も順調に選考が進んでいるため、不安に思う割合が減ったと考えられる。
4月に就活生が受けた面接のうち、Web面接が占める割合は、4月前半が84.7%(前年同時期比2.1ポイント増)、4月後半が81.8%(前年同時期比12.8ポイント減)で、4月後半では最初の緊急事態宣言下だった前年同時期より減少した。面接に関する企業の対応について最も適切だったと思われるものを聞いたところ、最終面接については「十分な感染対策をして対面式の面接を実施する」を選んだ割合が61.6%となった。