Hajimariは、直近2年以内に社内研修を実施した従業員数500名以上の企業の人事担当者110名を対象に、研修の効果測定に関する実態調査を実施した。
研修の効果測定、86.4%が「できている」と実感
「Q1. あなたのお勤め先で実施している研修の効果測定は、どの程度できていると感じますか。」と質問したところ、「十分にできている」が33.7%、「ややできている」が52.7%という回答となった。
「Q2. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。効果測定はどのタイミングで実施していますか。(複数回答)」と質問したところ、「研修中(進捗や集中度の確認)」が69.5%、「研修後(理解度テストやアンケート)」が65.3%、「研修前(理解度・意識の事前測定)」が47.4%という回答となった。
研修の効果測定、第1位は「受講後アンケート」(65.3%)
「Q3. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。現在、どのような方法で研修の効果を測定していますか。(複数回答)」と質問したところ、「受講後アンケート(満足度・理解度)」が65.3%、「テスト・スキルチェック」が63.2%、「上司による評価・1on1面談」が60.0%という回答となった。
「Q4. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。現在、効果測定に活用している仕組み・ツールを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「人材管理システム(HRMS/タレントマネジメントツール)」が78.9%、「学習管理システム(eラーニングシステム)」が65.3%、「テスト/スキルチェック専用ツール」が57.9%という回答となった。
研修効果測定の課題、第1位は「評価指標が定まっていない」
「Q5. 研修の効果測定について、実施や運用を進める上で課題に感じていることを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「評価指標が定まっていない」が50.9%、「評価基準が部門ごとに異なる」が43.6%、「測定に時間と工数がかかる」が43.6%という回答となった。
「Q6. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。あなたのお勤め先で行っている研修の効果測定の中で、成果につながったと感じる取り組みや工夫を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「研修後の行動変容を上司・同僚からフィードバック」が63.2%、「研修前後でのスキルテスト・理解度テストの実施」が57.9%、「受講ログや動画視聴データを活用した分析」が52.6%という回答となった。
「Q7. Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q6で回答した以外に、成果につながったと感じる理由や、取り組みの具体的な内容があれば教えてください。」と質問したところ、「会話から知識レベルの差が少しなくなったと感じた」や「コミュニケーションの増加」といった声が寄せられた。
今後取り入れたい測定方法の第1位は「行動変容の可視化」
「Q9. 今後、どのような研修効果の測定方法や仕組みを取り入れたいと思いますか。(複数回答)」と質問したところ、「行動変容やスキル定着をデータで可視化できる仕組み」が56.4%、「受講履歴や視聴ログを活用した分析」が55.5%、「業績データと研修成果を連動させる仕組み」が52.7%という回答となった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:研修の効果測定に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2025年11月13〜20日
- 有効回答:直近2年以内に社内研修を実施した従業員数500名以上の企業の人事担当者110名
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