iCAREが開発・提供する健康管理システム「Carely(ケアリィ)」は、クロス分析機能を追加した。同機能では、従業員一人ひとりにタグ付けをすることで、各種健康データを横断した絞り込み分析がカスタマイズ(追加開発)なしに行える。
Carelyは、従業員の健康データ(健康診断・ストレスチェック・産業医面談など)を一元管理することで、人事課題を解決する健康管理システム。大企業での利用が増えるに従い、システムのカスタマイズを要望する声が増えてきたという。中でも健康データを横断した分析・可視化のニーズが高かったものの、企業ごとに仕様がまちまちで、追加開発費用が発生してしまっていた。
今回、提供開始したクロス分析機能では、次の3つの機能によって、カスタマイズなしですぐに分析・可視化ができる。
「タグ付け」機能
Carelyに登録された従業員一人ひとりに対してタグを付与できる。このタグは企業ごとに自由に作成できるため、企業独自のグループや評価をそのまま利用できる。CSVによる一括付与も可能で、これまでExcelで別管理していた作業をシステムに一元化できる。
「絞り込み検索」機能
Carelyではこれまでも人事情報による絞り込み検索が可能であったが、新たにタグやメモが検索条件に追加された。タグ機能と合わせて利用することで、インフルエンザワクチン接種者や喫煙者リストといった企業独自のリスト作成機能として利用できる。
「一括アクション」機能
絞り込み検索された対象者へ一括してメールを送信し、面談候補としてピックアップされる。今後の開発予定では、タグ付けの自動化やレポート機能を強化することで、企業独自の健康課題をリアルタイムで見える化していく。