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2023卒学生の95.4%が第三者による採用プロセス代行に前向きな意見―アールナイン

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 「人的資本経営」実践の最前線──伊藤邦雄教授と東京海上日動が「今後の人事責任者に必要なもの」を考察アールナインは、自社の2023卒採用において、263人の学生に「第三者が採用プロセスを代行することについてどう思うか?」というアンケートを実施。その結果を公表した。

 アンケートのため、同社は初回面談と一次面接を、第三者の人材プロフェッショナル(業務委託パートナー)に依頼。学生には、面談・面接を受け持つのが、同社の社員でないことを伝えた。その上で、後日「先日は第三者が面談を実施させていただきましたが、社員ではない人が採用プロセスを代行することについてどう思いますか?」という聞き方で学生にアンケートを実施した。結果は以下のようになったという。
 

95.4%の学生が「非常によいと思う・よいと思う」と回答

調査期間:2021年8月~2021年10月
  • 非常によいと思う:68.4%
  • よいと思う:27.0%
  • 特に悪くないと思う:4.2%
  • あまりよくないと思う:0.4%

 学生へのアンケート結果は、「非常によいと思う」と「よいと思う」の回答が合計95.4%を占める結果となった。同社は、上記のように回答した具体的な理由について、学生に聞いた中から一部を抜粋して紹介している。

理由1:客観性な視点から企業を理解することができる

 実際の社員から話をする方が、日々の経験に基いたリアルな話を伝えることができる一方、学生の立場としては「ポジティブな面ばかり話そうとしていないか?」「ネガティブな面を隠そうとしていないか?」と勘ぐり、実情はどうなのだろうと気になることがある。しかし、ネット上に掲載されている情報だと信憑性が定かではなかったり、同級生や先輩に聞いた話も結局は社員から聞いた情報だったりと、真の意味で第三者の立場から見た客観的な情報を得ることが大変難しい状況である。

 その点、第三者が面談するRPOサービスでは客観的な意見を聴くことができるため、実際の社員が面談するよりも会社への信頼性や面談への信頼度が上がる場合があるのだという。また、「自分を客観的に評価してもらえたこと」を第三者が介在するメリットとして感じている学生がいる点も特徴的だとしている。

実際の学生の声
  • 貴社を客観的に見ることができる方の立場から様々なお話を伺うことができる機会は貴重であったため
  • 客観的な視点で就活生と企業がマッチしているのかを見てくださるため/両方が納得出来る就活・採用を効率的にできると感じたため
  • 第三者ということもあり、通常では聞きにくい他企業との差や類似点、パートナーから見てどう思っているかといった質問をしやすかったのでよかったです
  • 企業をそのように第三者の視点から見た意見というのは就活生にとって非常に貴重なものでした
  • 第三者の方から見た、企業の強みを伺うことができたため、非常に良いと感じました
  • とてもフランクにお話することができ、客観的な社風を知ることができたため
  • 客観的な視点から会社の説明を聞くことができ、さらに納得できる部分も多かったから

理由2:ありのままの自分で本音を話せる

 実際の社員が面談する場合、学生は本音で返答したり、本当に聞きたいことを訊いたりすることが難しくなりやすい。しかし、第三者が話をすることで学生は「素の自分」を出すことができ、実際の社員には聞きにくいことも聞けたと感じているようだ。これは企業にとってもメリットであるといえる。たとえば、「実際の志望度はどうか?」など実際の社員から聞くと学生が身構えてしまうような質問も第三者から聞くことにより、学生はすんなり答えてくれる場合もあるのだという。

実際の学生の声
  • 社員ではなく、パートナーが面談をすることで、お互いに本音で話すことができると感じたから
  • 社員よりも客観的な視点から貴社についての説明をいただけたことに加え、ぶっちゃけたことも質問できたので優れたシステムだと思いました。
  • 社員さんだと選考に影響するのではないかと思う部分があるが、パートナーさん相手だと少しリラックスして話せたから
  • 「これを聞いたらまずいかな、、失礼かな、、」というような考えがなく思ったことを言うことができたり、聞くことができるため。本音を言いやすいし、企業側から見ると本音を引き出しやすいと思う。
  • とにかく話しやすいと感じた。社員の方相手だと、無意識に構えてしまったり、自分を少しでもアピールしようとして過剰になってしまったりするが、第三者に対してであれば、偽りのない「素の自分」を呈示することができると実感したから。

理由3:就活やキャリアについての相談ができる

 実際の社員が面談や面接をすると、どうしても会社の魅力について伝えたり、学生の能力を見極めたりするための時間になりがちだが、ここであえて学生が就職活動に関して悩んでいることや将来のキャリアについて相談に乗ってあげることで、学生からの信頼を獲得することができ、志望意欲の醸成につながるという。

実際の学生の声
  • 会社の説明がわかりやすかったのはもちろんだが、個人的な話も聞いてもらえて雑談もできたので、初めての面談だったがリラックスしてできたし、面談してよかったと思えた
  • 貴社とどのあたりがマッチングしているのかを第三者的にお教えいただいたり、これまでの経験や長所・短所をお話した際にこの部分は強調したほうがいいなど詳細にお教えいただいたりした
  • 初めての面談ということで不安があったが、会社についてはもちろん、個人的な就活の相談にも乗っていただきとても有意義な時間を過ごすことができたから
  • 就活の状況や人事目線からの面接のアドバイスなど参考になる情報を教えていただけたから
  • サイトでは入手できない情報や、面接に関するアドバイスなどをくださり、お話も非常に盛り上がったからです
  • 就活に関しても私自身にあった話をしてくれたためとても興味を持てたため

まとめ

 当初、同社が抱えていた「自社の採用を代行していることが候補者ににわかってしまうと印象が悪いのではないか」という心配とは裏腹に、95.4%の学生が、社員ではない人が面談や面接を実施することに対して前向きな意見を持っていた。主な理由としては、①客観的な視点から企業について理解できる ②ありのままの自分で本音を話せる ③就活やキャリアについての相談ができる、の3つが挙げられた。

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