りらいあコミュニケーションズは、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりを推進し、社員と企業の持続的な成長を促すため、7月より新たな人事制度を導入すると発表した。
同社は、中期経営計画2023において「EX(従業員体験)の創造」を重点テーマの1つとし、事業活動における重要課題として「多様な人財がやりがいを持って働ける職場づくり」を掲げている。
新たな人事制度では、社員が輝く人事制度「Shine(シャイン)」をコンセプトとし、従業員が持つ多様な価値をより適切に処遇するため、これまで総合職と地域限定職に分かれていた職種を一本化するほか、年齢・社歴・職種にかかわらず、役割に合致した人材が評価される透明性のある制度に再構築する。
新人事制度における主な改定点は以下のとおり。
【職種】働く場所によらないキャリアの発揮を推進
総合職と地域限定職に分かれていた職種を一本化し、処遇とキャリアパスを統一。これにより、勤務地の区分によらず社員が幅広く活躍できる環境を整える。
【等級】役職にとらわれず、一人ひとりが価値を発揮できる風土づくり
役職と等級を分離することで、社員がより専門性を高めることを促し、それを評価する制度を併せて施行する。これにより、これまでよりも一人ひとりが能力を活かし、価値を発揮できる環境を整える。
【評価】倫理観や人間力を備えた人材育成
専門性の評価に加え、「思考特性・価値観」を評価項目に取り入れる。同社では、すでに倫理観や人間力を重視した人事施策を取り入れているが、今後はこれを評価項目として明確化し、高い倫理観や人間力を持つ人材育成を進めていく。
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