学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「パーパス」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2022年11月12日~11月24日
- 調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
- 有効回答数:370件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
「パーパス」を制定する企業は、「好感が持てる」と回答した学生が7割を超える
「パーパス」を制定する企業は「好感が持てる」と回答した学生が39.7%に上った。「どちらかと言えば好感が持てる」33.0%を合わせると、72.7%の学生が「好感が持てる」としている。20代転職希望者を対象に実施した同アンケートと比較すると、「好感が持てる」と回答した割合は9.5ポイント高くなっており、関心の高さがうかがえる。
「パーパス」を知ると「志望度が上がる」と回答した学生が6割を超える
「パーパス」を知ると「志望度が上がる」「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した学生が61.9%に上った。「ただ単にお金を稼ぎたいわけではない」「パーパスを通して、企業が事業を展開する目的を知りたい」「企業が目指す方向性と、自身の関心が一致していると志望度が上がる」といった声が上がった。
約6割が、就職活動において「パーパス」や「社会貢献に関する考え方」を意識
「パーパス」や企業がどのように社会に貢献しようとしているかを、就職活動において「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した学生が57.0%に達した。「パーパスを通じて、企業が目指す方向性と自身が仕事を通して提供したい価値が合致しているか確認することができる」「企業がどのように社会に貢献しようとしているかを知れば、自身が仕事を通してどのように社会に貢献できるかを想像することができる」などの声が上がっている。
自身の「パーパス」や、自身が解決したい社会課題を意識している学生が4割を超える
自身の「パーパス」や、自身が解決したい社会課題を「意識する」と回答した学生が18.4%に上った。「どちらかと言えば意識する」26.2%を合わせると、4割以上の学生が自身の「パーパス」や解決したい社会課題を意識していることが分かる。
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