IDEATECHは、24卒就活生のSDGsに関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査方法:同社が提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年12月9日〜12月14日
- 有効回答数:20~24歳で2024年春に就職予定の就活生509名
就職先企業を選ぶ上で、約5人に1人が「SDGsに対する姿勢や取り組み」を重視
「Q1.就職先企業を選ぶ上で重視する点はなんですか?(複数回答)」(n=509)と質問したところ、「給与・待遇の良さ」が59.9%、「職場の雰囲気の良さ」が58.7%、「福利厚生の充実」が53.0%となった。
企業のSDGsへの取り組みにより、半数以上が「将来性のある企業だと判断できる」と回答
Q1で「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答した人に、「Q2.その理由はなんですか?(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「将来性のある企業だと判断できる」が54.6%、「企業イメージが良く、親しみが持てる」が47.4%、「企業の社会的役割を重視したい」が46.4%だった。
SDGsへの取り組みに関する情報は、半数以上が「メディア」から収集
Q1で「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答した人に、「Q3.企業のSDGsへの取り組みについて、どのように情報を得ていますか(得ようと考えていますか)。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「メディア(ニュース・新聞・WEBサイトなど)」が51.5%、「会社説明会・インターンシップ」が51.5%、「企業CM・企業ホームページ」が50.5%となった。
91.7%が、「SDGsへの取り組みは企業選びに影響する」と回答(23卒比+2.9ポイント)
Q1で「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答した人に、「Q4.企業のSDGsへの取り組みは企業選びに影響しますか。」(n=97)と質問したところ、「とても影響する」が36.0%、「少し影響する」が55.7%だった。
企業選びに影響する理由として、「世間のイメージも企業が成長するかどうかも重要だから」や「利益だけを追求しない形が今の時代に必要」など
Q4で「とても影響する」「少し影響する」と回答した人に、「Q5.理由を教えてください。(自由回答)」(n=89)と質問したところ、「世間のイメージも企業が成長するかどうかも少なからず重要なファクターだから」や「利益だけを追求しない形が今の時代に必要だと考えるため」など、72の回答を得られた。
24卒就活生の77.8%が「SDGs」について認知(23卒比+4.7ポイント)
「Q6.SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか。」(n=509)と質問したところ、「内容を詳しく説明できる」が15.9%、「内容をある程度知っている」が61.9%となった。
24卒就活生がSDGsで関心の高い項目、「ジェンダー平等を実現しよう」が35.7%で最多
Q6で「内容を詳しく説明できる」「内容をある程度知っている」「聞いたことはあるが、内容は知らない」と回答した人に、「Q7.SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか?(複数回答)」(n=473)と質問したところ、「5. ジェンダー平等を実現しよう」が35.7%、「1. 貧困をなくそう」が26.8%、「3. すべての人に健康と福祉を」が26.8%、「4. 質の高い教育をみんなに」が26.8%だった。
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