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2024年2月1日(木)12:00~17:40

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インタビュー《外部人材活用》| 副業メンバー

起業直後から副業中心の人材確保で快速成長! 今も7割副業のoverflowが貫く信念と組織運営

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 日本において副業がフォーカスされるようになったのは、2018年、働き方改革の推進に伴って、モデル就業規則に「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という項目がなくなったことが始まりだ。さらにコロナ禍による業績悪化やさまざまな就業のあり方が可視化されたことなどにより、一気に副業を解禁する企業が増えてきた。その中で、株式会社overflowは、副業する社員が7割を超え、会社としても推奨しているという。その理由や背景、メリットなどとともに、一般に懸念されるデメリットとその解消法などについて、同社 代表取締役/CEOの鈴木裕斗氏に話を伺った。

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なぜ当初から副業人材だったのか・どう集めたのか

まず、overflowについてご紹介いただけますか。また、副業で事業に携わっている方が多いそうですが、そうなられた経緯や理由についてお聞かせください。

 当社は「“時間”をふやす」をビジョンに掲げ、その実現に向けて、ITエンジニアやデザイナーの副業・転職サービス「Offers」を展開しています。現在メンバー150人のうち38人が正社員で、他7割が副業として業務に携わり、それぞれユニークなバックグラウンドを持っています。2017年に創業した頃は副業メンバーが9割で、2年半くらいは正社員ゼロという状態でした。なので、むしろ割合的には正社員が増えてきているのですが、他にメインの仕事を持つ人にそれぞれの専門性を発揮してもらうという基本的なスタンスは、当時も今も変わりません。

 創業以前から、「事業は『人』が価値をつくるもの」と考えており、採用は経営における最重要課題の1つと認識していました。というのも、過去にも採用に苦労する様子を目の当たりにしており、自身が起業するに当たり、スタートアップにとって、まずは人材確保が大きなハードルになると思いました。そこで、他社でスペシャリストとして活躍されている方に副業として依頼することで、当社の事業に関わってもらおうと考えたわけです。もう1つは、起業後に事業をピボットすることは多く、人材に求めるスキルセットも変わる可能性が高いと考えました。その意味で、雇用の柔軟性も担保しておきたいと考えたのです。

鈴木 裕斗氏
鈴木 裕斗(すずき ゆうと)氏
株式会社overflow 代表取締役/CEO
株式会社サイバーエージェントに新卒入社。広告営業を経て、Amebaプラットフォームの管轄責任者に就任。その後、iemo株式会社に入社、代表取締役就任を経て2ヵ月後に株式会社ディー・エヌ・エーにM&A、子会社化。iemo株式会社代表取締役とDeNAキュレーションプラットフォームの広告部長を兼任。2017年6月、株式会社overflowを創業。2018年よりエキサイト株式会社社外取締役を兼任。

副業メンバーについてはどのようにして集められたのですか。また、問題なくスムーズにいきましたか。

 創業初期は、ほぼ創業メンバーの知り合いからの「リファラル採用」ですね。その後、採用広報を展開するようになり、ジョブディスクリプションとして「副業OK」をアピールしていたこともあって、インバウンドでどんどん希望者が集まるようになりました。ダイレクトスカウトを利用することなく、ほぼ“待ちの姿勢”で集まっていただいたというところです。

 ただ、募集についてはあまり問題がなかったものの、実際の採用については、はじめからスムーズだったわけではなく、「期待値調整」がうまくいかずに苦労したことはありました。私たちも事業や組織のことなどについて伝えることはあっても、実際に担当していただきたい仕事や必要なスキルなどについて詳しく説明することを忘れがちで。改めて、お願いする内容やアウトプットの言語化に加え、スキルや志向とのすり合わせは大切だと感じました。「入ってもらってから考えよう」だと絶対ダメですね(笑)。結果として、来てもらったのに活躍いただけないというケースもたびたびありました。そこで今は、業務委託の方と話し合いをしてすり合わせたあとに、「オファーレター」という業務内容とスケジュールをまとめた合意書を取り交わすようにしています。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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