学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「内々定の獲得状況」について調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要は以下のとおり。
- 調査期間:2023年2月17日~2月26日
- 有効回答数:507件
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査の結果については、同社は以下のように述べている。
2月末時点の内々定率は30.8%。1ヵ月で8.9ポイント増
2024年卒学生の3月度の内々定率(2月末段階)は30.8%だった。1月末時点から1ヵ月で8.9ポイント増と大きく伸びた。
理系の内々定率は前年同時期を14.1ポイント上回る41.1%、文系を大きくリード
文理別では、理系の内々定率が4割超に。前年同時期を14.1ポイント上回る高い内々定率となり、前年よりも理系の内々定出しが早まっていることがうかがえる。理系が41.1%、文系が25.4%でその差は15.7ポイントに。理系が文系を大きくリードしている。
最終面接の時期は、1月が32.2%で最多に
最終面接の時期は、1月が最も多く32.2%だった。次いで2月の22.1%となった。
一方、内々定先企業と接点を持ったタイミングは6月が24.4%で最多に。今回の調査では1・2月に初めて接点を持った企業からの内々定を獲得した学生はいなかった。3月の広報解禁を前に大きく内々定率が伸びたが、その多くがインターンシップなどで接点を持ち、1月末~2月にかけて最終選考を受け、内々定獲得に至ったものと推察される。
なお、同調査の結果データは、同社のWebサイトで確認できる。
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