HCナビゲーター(以下、HCNavi)は、「HCR(人的資本レポート)エキスパート養成講座」の開催を発表した。同講座は、人的資本の本質を正しく理解しながら意味のあるHCRを制作できる人材育成を目的に、4日間のプログラムで11月に開催される。
HCNaviによると、人的資本開示に対する関心の高まりや、開示フレームワークおよび法規制の整備、HR系ソフトウェアの開発が急速に進む一方で、多くの日本企業において人的資本の本質を正しく理解し、情報やツールを適切に活用しながらHCRを制作できる人材の育成は課題となっているという。
同講座では、HCR制作に関わるステークホルダーに対して、正しい「思考」と「議論」を進めるための考え方・プラクティス/手法・グローバル先端事例、ならびに実践の場を提供する。
実施形態 | オンライン(Zoom) |
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日程 |
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料金 | 15万円(税抜き)/1名 |
詳細・申し込み | HCRエキスパート養成講座のサイトにて。 |
申込期限 | 10月18日(水)17時 |
なお、カリキュラムの概要は次のとおり。
- Day1
- 以下のテーマに関する解説・事例紹介・演習/ケーススタディ。
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- HCRプロセスの全体像
- 各ステップの要諦(開示目的、開示相手、開示体制/バウンダリー、開示媒体、開示タイミング)
- 法定開示および既存開示ガイドラインにおける自由演技の位置づけ
- 本質的に意味がある開示情報の要件
- Day2
- 以下のテーマに関する解説・事例紹介・演習/ケーススタディ。
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- 意味がある開示情報の策定手法
- 独自性がある開示情報の策定手法
- 「開示ストーリー」と「開示コンセプト」の作成手法
- 開示指標のロングリスト(全体像と個別200指標)
- 定量情報vs定性情報の使い分け
- Day3
- 以下のテーマに関する解説・事例紹介・演習/ケーススタディ。
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- ROICツリー作成およびインパクト算出手法
- データ分析および相関・因果分析手法
- 開示指標の選定(ショートリスト化)手法
- 意味がある開示を実現する最先端20指標
- Day4
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- 講座内容に関する習熟度チェックテスト
- 今後の実践・活用サポートに関するご案内
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