パーソルホールディングスは、「はたらくWell-being」に関する共同実験を日本電信電話(以下、NTT)と開始した。
はたらくWell-beingとは、働くことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感のこと。両社は、ハイブリッドワーク時代において、従業員1人ひとりが自分らしい働き方ができるように、はたらくWell-beingの実現を目指すという。
共同実験では、パーソルが持つ人事・人材開発の知見およびアセスメントスキルと、NTTが持つ遠隔でも触れる感覚を通して感情を伝えあう身体性コミュニケーション技術[1]およびお互いの価値観を大切にしたチームをつくれるWell-being価値観共有技術[2]を持ち寄って、新しいはたらき方の検討を行う。
今後は、共感や信頼を育むチームビルディングプログラムの開発や新入社員向けオンボーディングプログラムなどでの実践を行い、人事・人材開発視点からの評価を行う。また、オフィスやリモートワークにとどまらないワーケーションといった制度とも組み合わせることも検討しているという。
注
[1]: 遠隔との通信を含むコミュニケーションの中に、触覚の要素を適切なかたちで与えることで、コミュニケーションを活性化し、共感や信頼を醸成する技術。
[2]: 「わたしたちのウェルビーイングカード」を利用してウェルビーイングの価値観の可視化を共有することで、お互いのウェルビーイングを尊重できる関係性を構築し、合意形成・成果創出の質の向上を行う技術。
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