ユーザベースは、スタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」の新規サービスとして、小規模スタートアップが自社の人事制度について診断できる「スタートアップ人事制度診断 by INITIAL」を、11月21日より提供開始した。
同サービスは、人事制度診断を起点に、組織課題の解決と成長を支援するソリューション。100名未満の組織に特化した診断レポートでは、同じ事業フェーズのスタートアップと比較した自社の制度設計・運用状況や、次に取り組むべき優先テーマを客観的に把握できる。
また、診断結果をもとに人事制度の設計や運用に取り組む企業には、エキスパートが伴走する「Startup Expert」サービスを有償で提案可能だという。
同サービスを先行で利用したFinT 取締役COO 山下恵氏のコメントは次のとおり。
「人事制度を『どのタイミングで』『どのように設計するか』は急成長を志すスタートアップの経営者や人事担当者にとって悩みの種の1つです。この診断によって、主観ではなく客観的に自社の状況を知ることで、納得感を持って制度設計に向かえるスタートアップが増えていくと感じます。
今回、INITIALの人事制度診断を受けることによって、自社の制度の振り返りにつながりましたし、改善点や取り組まないといけないことが可視化されました。
今後は、従業員が納得度を持ちながら成長を実感できるような制度を着実に用意し、ある程度実装が完了したら、あらためてこの診断を受けて自社の完成度合いを確認しようと考えております」(山下氏)
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