文化放送キャリアパートナーズの就職情報研究所は、2025年卒業予定の学生を対象に「2025入社希望者対象 就職活動（早期） 就職ブランドランキング調査」を行った。
伊藤忠商事が早期調査で初の連覇
首位は伊藤忠商事となり、早期調査としては初の連覇となった。商社は例年、総合調査での人気が高く、今回も五大商社すべてがトップ20にランクインしている。学生からのコメントでも、インターン参加や入社の意思など、強い憧れが表れていたという。
また、業界別では、「通信・情報系」「サービス系」に分類される業界で順位アップが目立った。通信・インターネット・情報処理などのIT系は、150社中18社がランクインしている。サービス系全体では、27社がランクインしており、業種別に見ると航空系が5社、旅行系が2社、コンサル・シンクタンク系が6社という結果となっている。
志望企業の絞り込みが早期化
学生による就職活動の早期化が年々加速しているが、企業の絞り込みも加速していることが分かった。就職サイト「ブンナビ」会員向け調査（10月分）では、「現時点で志望企業は明確か」の問いに対して、「絞り込めていない」と回答した学生の比率が年々減っているという。
インターンシップなどのアクションが早まり、就活のオンライン化が進むことで、学生の「早期に認知・接触した企業の中から、志望先をセレクトしていく」という傾向が強まっているようだと同社は述べている。
「現時点で志望企業は明確ですか」に「絞り込めていない」と回答した割合
| 21卒 | 58.3％ |
|---|---|
| 22卒 | 51.2％ |
| 23卒 | 48.0％ |
| 24卒 | 47.7％ |
| 25卒 | 37.9％ |
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名：2025入社希望者対象 就職活動（早期） 就職ブランドランキング調査
- 調査対象：2025年春入社希望の「ブンナビ」会員（現大学3年生、現大学院1年生）
- 調査期間：4月1日～9月30日
- 調査方法：文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場での紙・アプリアンケート
- 調査形式：投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式
- 有効回答数：8695（うち男子3718・女子4977／文系7020・理系1675）
- 総得票数：2万9676票
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