学情は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「リスキリング」に関するアンケート調査を実施した。
「リスキリング・学び直し」に興味がある20代は9割以上
リスキリングや学び直しについて、「興味がある」と回答した20代は63.1%であった。「どちらかと言えば興味がある」の28.7%を合わせると、9割以上の20代がリスキリングや学び直しに興味があることが分かる。コメントでは、「DXやAIなどのスキルを身に付けたい」「求められるスキルが変わってきていると思うので、アップデートしたい」「スキルを磨くことで、より良いキャリアを描けると思う」「市場価値を高めるためには、自ら学ぶことが必要だと思う」といった声が寄せられた。
9割以上の20代がキャリアのために勉強が必要だと感じている
キャリアアップや昇進昇格、転職のために勉強する必要性を「感じることがある」と回答した20代は57.3%であった。「どちらかと言えば感じることがある」の32.5%を合わせると、約9割の20代が「キャリアアップのために勉強が必要」と回答した。「1つの専門性を極めるだけでなく、複数の専門性を掛け合わせることが必要だと思う」「転職が当たり前になっているので、どこに行っても通用するスキルや知識を得たい」といった声があったという。
また、仕事以外の時間を使って勉強する際に、動画を「活用したい」と回答した20代が60.5%となった。「書籍よりも分かりやすい」「文字だけより理解しやすい」「いつでも、好きな時間に学べる」「通勤時間を有効活用できる」「スマホで学習ができると便利」といった声が寄せられた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年11月16日~30日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:20代社会人
- 有効回答数:157人
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
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