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大企業の20~30代社員にリスキリングの実態調査、挑戦やイノベーション創出の実感少ない—Unipos

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 Uniposは、従業員数1000名以上でリスキリングに取り組んでいる、あるいは過去に取り組んでいた企業に勤める20~30代若手社員を対象に、リスキリング施策の実態について調査した。

【調査概要】

調査名称:Unipos リスキリングに関する調査2024
調査期間:2024年1月22日〜同年1月23日
調査対象:大企業(従業員1000名以上)に勤める20~30代の会社員
有効回答数:上記のうち、「リスキリングに現在取り組んでいる/過去取り組んでいた」と回答した110名(※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない)
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査機関(調査委託先):株式会社IDEATECH

 同調査の全文はUniposのWebページで確認できる。ここでは同社が特徴的だった点を抜粋したものを以下に紹介する。

20~30代社員が行うリスキリングの内容で最も多いのは「語学」

 「あなたが行っている/行っていたリスキリングの内容を教えてください」という問いに対し、最も多かった回答は「語学」で43.6%。「語学」「ITスキル」のような可視化しやすいスキルのほか、「コミュニケーションスキル」「マネジメントスキル」「キャリアデザイン」などのビジネスの基礎体力になるスキルも一定の割合を占めた。

 リスキリングは、DX推進のためのITスキル・知識習得の必要性とともに、2021年以降多くの企業へ広がっていった。しかし、実際にはITスキルに関するリスキリングを行っている社員は4割未満にとどまり、2024年現在はさまざまなジャンルがリスキリングの対象になっていることが分かる。

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多くの20~30代社員はリスキリングの効果を“既存業務の延長線上”に感じている

 「あなたがリスキリングに関する学習/研修を行ったことで、メリットを感じましたか」という問いに対しては、「非常に感じた(29.1%)」「少し感じた(54.5%)」と、大多数の83.6%が効果を実感していることが分かった。

 どのようなメリットを感じたかを深掘りすると、最も多かった回答が「以前は対応できなかった業務を担当できるようになり、給与が上がった(57.6%)」。それ以外にも「生産性が向上した(就業時間内に業務が終わることが増えたなど)(34.8%)」「任される業務が増えた(33.7%)」など、第2位の「キャリアの選択肢が広がった」を除くと、既存業務の延長線上での効果を感じている傾向が見られた。

 その一方で、「新しいアイデアの創出・挑戦へ繋がった」は最も少なく、13.0%に落ち着いた。

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 リスキリングによる人材育成を、イノベーション創出とひも付ける企業は少なくない。ただし、本来リスキリングとは「現在とは異なる分野のスキル習得」を指すのに、多くの大企業の20~30代社員が感じているリスキリングの効果は、あくまで既存業務の枠内にあるといえる。

リスキリングのモチベーションは「昇給のため」が6割

 現在のリスキリングの効果が既存業務の延長線上にあることは、この質問からも読み取れる。「あなたがリスキリングを行う目的/モチベーションを教えてください」という問いでは、「昇給のため(60.0%)」が1位であることに対して、最下位が「在籍している企業での新たな職種・領域へのチャレンジ(部署変更)のため(22.7%)」となった。本来のリスキリングは「挑戦を促す/変化に適応することを目的とした、現在とは異なる分野のスキル習得」を指すが、これに沿うと、本来の目的に到達できていないのが現状といえる。

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 また、リスキリングに関してネガティブである経営者・人事担当者の懸念として、「スキルを習得することで他社に転職してしまうのでは」という意見が存在する。今回の調査では「転職のため」と回答したのは30.0%。これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは意見が分かれると考えるが、「昇給のため」「昇進のため」が上位を占めていることを考えると、多くの20~30代社員が習得したスキルを自社のために発揮したいと考えていると受け取れる。

【関連記事】
社員の学び直しに取り組んでいる企業は約7割 「リスキリング手当の支給」などで—学情調べ
「生産性向上」「DX推進」「キャリア自律」のリスキリングに取り組む企業が半数以上—リクルートMS調べ
リスキリングに興味がある20代は9割以上 「求められるスキルが変わってきている」の声—学情調べ

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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