メタップスホールディングスは、従業員の入退社といった「従業員ライフサイクル」の手続きに特化したクラウドツール「mfloow(エムフロー)」を3月1日にリリースする。
従業員ライフサイクルとは、入退社や異動・賞罰、産休・育休など、従業員が組織で働くうえで通過する過程のこと。人事担当者はその各過程でさまざまな手続きを行う必要があり、業務内容は多岐にわたる。これらのタスクを一元管理することで、人事・総務部門の人材不足、業務の属人化、コミュニケーションエラーなどの課題を解決するという。
mfloowの特徴は次のとおり。
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- 可視化、標準化によるタスク一元管理
- それぞれの従業員ライフサイクルで発生するタスクが一目で把握でき、「誰が」「いつ」「何をすべきなのか」を一元管理できる。よくある業務フローは「フローテンプレート」として登録できるため、毎回タスクを洗い出す必要はなく、業務の標準化が可能。
- また、複雑かつ膨大なタスクをシンプルな業務フローに落とし込め、これまでは担当者しか把握できなかった業務の流れを管理できるようになる。
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- ワンクリックで簡単通知、進捗連絡不要
- タスク完了ボタンをクリックですることで、次のタスクの担当者へ自動で通知する。自分で連絡する手間がなく、連絡漏れによる遅延を防ぐ。また、タスク内のチャットで会話が行えるためログも残り、情報をmfloowに集約可能。
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- 閲覧制限でプライバシーの保護と無駄削減
- 個人情報を扱うことが多い従業員ライフサイクル手続き。mfloowでは、タスクやフローごとに閲覧・操作権限が付与できるため、安心して利用できる。
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- シンプルなUI/UX
- 誰でも使いやすいデザインを意識しているため、クラウドツール(SaaS)の操作に慣れていない人も簡単に利用できる。また、登録情報をもとに従業員データのグラフを自動で生成し、従業員数の男女比、平均年齢、女性管理職比率などを確認できる。2023年から義務化された、人的資本の情報開示に関して必要な情報を算出できる。
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