NTT ExCパートナー(NTT ExC)は、経営層と従業員を対象に「従業員エンゲージメントの実態調査」を行った。
関心の高さと実態に大きな乖離
従業員のエンゲージメント向上に対する自社内での重視度合いを聞いたところ、従業員エンゲージメントを重視する企業は約7割(65.3%)であった。
![従業員のエンゲージメント向上に対する自社内での重視度合い](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5656/5656_fig01.png)
[画像クリックで拡大表示]
一方で、従業員エンゲージメント向上の取り組みを計画・遂行している企業のうち、成果を実感している企業は3割未満(26.7%)であることが分かった。
![従業員のエンゲージメントを高める取り組みの実施有無と成果の有無](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5656/5656_fig02.png)
[画像クリックで拡大表示]
経営層と人事組織では課題認識に大きな差がある
経営層に最も重要な人事課題を聞いたところ、「エンゲージメントの向上」(31.0%)が最多であった。一方で、「エンゲージメントの向上」と回答した実務者(人事組織)は16.0%と、経営層より15ポイント低かった。
![優先度の高い人事課題(最も重要なものを3つ)](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5656/5656_fig03.png)
[画像クリックで拡大表示]
また、従業員エンゲージメントの取り組みについて、成果が出ている企業と出ていない企業とでは、今後の展望などで違いが見られた。
![従業員エンゲージメントの取り組み成果が出ている企業と出ていない企業の比較](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5656/5656_fig04.png)
[画像クリックで拡大表示]
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:従業員数300名以上の企業に勤務している正社員(全国)
- 調査手法:インターネット定量調査
- サンプルサイズ:2000サンプル
【関連記事】
・製造業向けのエンゲージメント向上パッケージをリリース 生産ラインなどの負担を抑えて施策実施—バヅクリ
・エンゲージメント調査の結果を見て施策を行った企業の約8割が「社員の生産性向上」を実感—ミイダス調べ
・東京大学と従業員エンゲージメントに関する共同研究を実施、データ分析アルゴリズム構築―アジャイルHR