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人材は「自分で成長するもの」「企業が育てるもの」で意見が二分 年代別でも差が見られる—Job総研調べ

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 パーソルキャリアは、同社が運営する「Job総研」にて、516人の社会人男女を対象に「人材育成の意識調査」を実施。同調査では、人材の育ち方における価値観や職場での育成環境の有無、さらに上司からの理想の教育方法とそれを望む理由などを調査した。

人材の育ち方における価値観

 人材の育ち方について聞くと、「自分で成長していくもの派」が52.5%で過半数を占めた。内訳は「断然、自分で成長していくもの」(10.3%)、「自分で成長していくもの」(18.4%)、「どちらかといえば、自分で成長していくもの」(23.8%)である。

 年代別で見ると、40代の「自分で成長していくもの派」が62.6 %で最多となり、次いで30代が54.9 %、50代が48.2%、20代が42.8 %と続いた。

職場の育成環境

 現在の職場に人を育てる環境はあるかを聞くと、「あると思う派」が60.5%で過半数を占めた。内訳は「とてもあると思う」(6.1%)、「あると思う」(20.3%)、「どちらかといえばあると思う」(34.1%)。

 あると思うと回答した312人にその理由を聞くと、「研修や制度が充実している」が51.6%で最多となり、次いで「上司から適切なフィードバックがあった時」が42.3%、「技術的なスキルの習得時」が34.9 %であった。

上司からの理想の教育

 上司からの理想のフィードバックを聞くと、「ハッキリ言われたい派」が76.0%で過半数を占めた。内訳は「とてもハッキリ言われたい」(7.4%)、「ハッキリ言われたい」(24.8%)、「どちらかといえばハッキリ言われたい」(43.8%)。

 ハッキリ言われたいと回答した392人にその理由を聞くと、「自分では気づけないことに気づける」が65.1%で最多となり、次いで「今ハッキリ言われることが将来役立つと思う」が46.7%、「人として成長できそう」が37.5%と続いた。

上司からの教育の実態と満足度

 上司からの日頃のフィードバックを聞くと、「ハッキリ言われている派」が61.2%で過半数を占めた。内訳は「とてもハッキリ言われている」(6.0%)、「ハッキリ言われている」(18.6%)、「どちらかといえばハッキリ言われている」(36.6%)。フィードバックへの満足度を聞くと、「満足派」が61.3%で過半数を占め、内訳は「とても満足」(5.1%)、「満足」(15.5%)「どちらかといえば満足」(40.7%)であった。

コメントでは人材育成の方針で意見が分かれる

 自由記述のコメントでは、人材は「企業が育てていくもの派」と「自分で育っていくもの派」で、意見が分かれる結果となった。

  • 企業が育てていくもの派

    • 企業として、求める人材になるまでのキャリアプランを社員といっしょにに考えることが必要
    • 採用した人をあるレベルまで引き上げるのは、企業側の責任
    • やる気次第な部分が大きいが、そもそも環境がないと育たない。企業は成長させる環境を整えるべき
    • 人材育成には上司と環境がとても大切。その会社に居続けたいと思う理由の1つになる
  • 自分で育っていくもの派
    • 企業側はあくまで制度面を整えるまでで、それ以降は自身で努力するのが当然
    • 氷河期世代は会社が育成してくれると思っておらず、自費での資格取得しか方法はなかった
    • 成長意欲や責任感がないと、企業が努力しても無駄になるので、自分で成長する意思を持つことが大事
    • 企業は人でできているので、自分もおのおの自身の育成には力を注ぐべき
調査概要
  • 調査対象者 :現在職を持つ全ての社会人、JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
  • 調査条件  :全国/男女/20~50代
  • 調査期間  :4月17日〜25日
  • 有効回答人数:516人
  • 調査方法  :インターネット調査

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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