ジェイックは、同社が提供する新入社員研修の受講者に対して行った「就職活動とキャリア観」についてのアンケート結果を発表した。
24卒の入社の決め手、1位は「事業内容への興味」
2024年度の新入社員に入社の決め手を質問したところ、「事業内容に興味があった」が66.9%と最多となった。次いで、「成長できる環境があると感じた」が57.5%、「面接してくれた社員が魅力的だった」が44.1%、「社風にフィットしていると感じた」が40.3%と続いた。
また、2022~2023年の調査結果と比較すると、「事業内容に興味があった」「成長できる環境があると感じた」「扱うサービスや商品が魅力的だった」が増加傾向となり、2022年と比べると、「扱うサービスや商品が魅力的だった」が7.8ポイント、「成長できる環境があると感じた」が4.9ポイント、「事業内容に興味があった」が3.1ポイント増加している。
就職活動で重視していた軸は、「業界、職種」が最多
就職活動において重要視していた軸を質問したところ、「業界・職種」が61.4%と最も多く、次いで「勤務地、転勤の有無」が37.0%、「福利厚生の充実さ」が34.6%、「企業風土、社員の雰囲気」が34.6%と続いた。
また、2022~2023年の調査結果と比べると、「福利厚生の充実さ」「有給休暇の取得しやすさ、初任給」「企業理念」が増加傾向となり、2022年の調査結果からは「福利厚生の充実さ」と「有給休暇の取得しやすさ、初任給」が7.0ポイント、「企業理念(ミッション)」が2.0ポイント増加している。
キャリアプランについて「自分の能力を高める、成長する」が7割
今後のキャリアで実現したいことを質問したところ、「自分の能力を高める、成長する」が70.5%に上った。次いで、「今の会社で出世して、年収を上げる」が54.3%、「ワークライフバランスを確立する」が44.6%、「社会貢献できる仕事に就く」が35.1%となった。
また、2022~2023年の調査結果と比較すると、「今の会社で出世して、年収を上げる」「幸せな結婚をする」「語学力をつけて海外で働く」「平凡に日常を過ごす」が増加傾向となり、2022年調査結果と比べると、「今の会社で出世して、年収を上げる」、「幸せな結婚をする」、「語学力をつけて海外で働く」が3.6ポイント増加した。一方、2022~2023年と比べて、「社会貢献できる仕事に就く」と「日本や会社の発展のため働く」は、減少傾向となっている。
なお、同調査の概要は次のとおり。
調査概要
- 調査名称:新入社員研修「就職活動とキャリア観」についてのアンケート
- 調査対象:ジェイックが提供する新入社員研修の受講者
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:Webアンケート
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調査期間:
- 2024年調査:2024年3月29日~4月9日
- 2023年調査:2023年3月31日~4月17日
- 2022年調査:2022年3月31日~4月16日
-
回答者数:
- 2024年調査:888名
- 2023年調査:708名
- 2022年調査:760名
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