マンパワーグループは、2024年第3四半期(7〜9月期)における企業の雇用計画について、「マンパワーグループ雇用予測調査」の結果を発表した。
雇用計画は、半数が「変化なし」
2024年7~9月において、雇用計画(契約社員、派遣社員などを含む)は今期(2024年4~6月)と比べてどのような変化があったかと聞いたところ、純雇用予測は12%増加しており、前四半期比1ポイント増加、前年同期比では1ポイント減少という結果となった。
純雇用予測のグローバル平均が22%増に対し、日本は12%増
また、42ヵ国・地域のうち全ての国・地域で純雇用予測はプラスとなった。
また、日本国内の業種別調査では、調査対象の9業種中、8業種で増員予定となっている。最も活発な雇用活動が期待されるのは、「情報技術」で、純雇用予測は23%増加だという。
さらに、日本国内の組織規模別調査では、従業員数10人未満を除く、5つの組織規模で増員予定となっている。最も高い雇用予測だったのが従業員数1000〜4999人の組織で、純雇用予測は25%増加であった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査時期:2024年4月1~30日
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調査対象:東京・大阪・名古屋の次の9業種における企業など
- (1) ヘルスケア/ライフサイエンス、(2) 情報技術、(3) 金融/不動産、(4) 運輸・物流/自動車、(5) 素材/資本財・サービス、(6) その他、(7) エネルギー/公益事業、(8) 一般消費財/サービス、(9) 通信サービス
- 調査方法:Webアンケートによる調査
- 有効回答数:日本国内1050社、世界42ヵ国、約4万374地域の公的機関・民間企業
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