SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2024 Summer

2024年7月25日(木)10:30~17:30

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

HRzineニュース

職場でハラスメント防止対策が実施されているか「分からない」人が4割—労務SEARCH調べ

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 エフアンドエムネットは、同社が提供する「労務SEARCH」にて、10代以上の男女を対象に「職場のハラスメントに関するアンケート調査」を行った。

「ハラスメントの境界線」に自信がない人が6割

 ハラスメントの境界線について正しく認識しているか質問したところ、「認識しているつもりだが正しいかは自信がない」が62.3%で最多となり、次いで「なんとなく認識している」が21.7%、「正しく認識している」が15.0%、そして「まったく認識していない」が1.0%という結果になった。

 この結果を年代別に見ると、10代〜50代は「認識しているつもりだが正しいかは自信がない」の回答数が最も多く、60代以上の回答数は「正しく認識している」が最多となった。

「セクハラ」と「パワハラ」の認知度は約98%

 ハラスメントの中で認知度が高かったのは「セクシャルハラスメント(セクハラ)」が98.3%、次いで「パワーハラスメント(パワハラ)」が97.7%と続いた。

7割が「職場でハラスメントを見聞きした経験がある」

 職場でハラスメントを見聞きした経験が「ある」は69.0%に上った。

 また、職場でハラスメントを受けた経験については「ある」が39.4%、「不快な経験はある(それがハラスメントかは不明)」が13.3%となり、職場でハラスメントまたは不快な経験をしたことがある人は、半数を占めることが分かった。

職場で受けた・見聞きしたハラスメントは「パワハラ」が1位

 ハラスメントを受けた経験が「ある」または「不快な経験はある」と回答した人に対し、それはどのハラスメントに該当する言動・行為だったかを質問したところ、1位が「パワーハラスメント(パワハラ)」で74.6%、2位が「セクシャルハラスメント(セクハラ)」で14.4%、3位が「モラルハラスメント(モラハラ)」で5.1%と続いた。

 次に、ハラスメントを見聞きしたことが「ある」と回答した人を対象に、同様の質問をしたところ、1位は「パワーハラスメント(パワハラ)」で74.9%、2位は「セクシャルハラスメント(セクハラ)」で13.5%、3位は「モラルハラスメント(モラハラ)」で6.3%となった。

ハラスメントの行為者は「上司」「男性」「50代」が最多

 ハラスメントを行ったその行為者について聞いたところ、「上司」が82.2%と最も多く、次いで「先輩」が11.0%、「同僚」が3.4%と続いた。ほとんどのケースでは、上司が部下に対してハラスメントを行っていることが明らかになった。

 なお、ハラスメント行為者の性別については「男性」が7割以上という結果になった。しかし、女性から女性へのハラスメント数は、女性から男性へのハラスメント数より多いことも分かった。

 また、ハラスメント行為者の年代は「50代」が36.4%と最多で、次いで「40代」が31.4%、「60代」が15.3%、「30代」が15.2%と続いた。

対応として最も多かったのは「何もしなかった」

 ハラスメントを受けた後の自身の対応について質問したところ、「何もしなかった」が41.5%と最も多く、「上司・先輩・同僚などに相談した」「退職した」が21.2%で同率2位という結果になった。

会社に報告しない理由は「適切な対応をしてくれないと思った」

 会社のハラスメントへの対応について質問したところ、「不満な点がある」が43.2%、「会社に知らせていない」が39.0%、「どちらとも言えない」が14.4%となった。

 職場でハラスメントを受けた経験が「ある」と回答した118人のうち、第3者に相談した・行為者に直接抗議した人はわずか36人だった。なお、会社に知らせていない人は46人であった。

 「会社に知らせていない」と回答した人に対し、その理由を聞いたところ、「会社が適切な対応をしてくれないと思った」が32.6%と最も多く、次いで「誰に相談すればいいのか分からなかった」が19.6%、「当時はハラスメントを受けている認識がなかった」が13.0%という結果になった。

 このことから、会社に対する不信感や適切な相談先の不明確さが、主な理由であることが明らかになった。一方で、「当時はハラスメントを受けている認識がなかった」や「自分に責任があると感じていた」など、ハラスメントの境界線が曖昧な人も一定数いることがうかがえる。

職場のハラスメント防止対策の実施状況は「分からない」が最多

 職場のハラスメント防止対策については、実施状況が「分からない」が41.0%、「実施されていない」が34.0%、「実施されている」が25.0%という結果になった。

 「実施されている」と回答した人に対し、その対策について具体的に聞いたところ、各企業が実施しているハラスメント防止対策は大きく次の5つに分類できた。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

 最後に、ハラスメント防止にあたって会社ではどのような対策が必要だと思うか質問したところ、「社内の意識向上」や「ハラスメント行為者への処罰」などの意見が上がった。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象:10代以上の男女300人
  • 回答者の年代の割合:10代(0.6%)、20代(16.0%)、30代(36.0%)、40代(30.7%)、50代(13.7%)、60代以上(3.0%)
  • 調査方法:クラウドワークスを用いたインターネット調査
  • 調査日:2024年6月26日~7月10日

【関連記事】
24卒社員の3割が「会社を辞めたい」と感じた 4人に1人は「3年以内の退職」を希望—マイナビ調べ
ハイパフォーマー社員の転職理由1位は「キャリアアップ」 転職先の決め手は「給与が高い」—ミイダス調べ
DE&Iや組織課題を可視化・分析するサービス「IX診断」9月リリース予定—ケアフィット

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
HRzineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/5986 2024/08/26 16:10

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2024年7月25日(木)10:30~17:30

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング