レバテックは、同社が運営する「レバテックルーキー」にて、新卒エンジニアの採用担当者と25卒予定のエンジニア志望学生を対象に、就活・採用実態に関する調査を実施した。
新卒エンジニア採用の企業、35%が採用目標未達
新卒エンジニア採用を実施している企業のうち、約8割の担当者が「新卒エンジニアの採用に注力している」と回答した。
その理由は、「中途の即戦力採用が難しくなっているから」が52.5%と最も多く、次いで「社内に教育体制が整っているから」48.5%と続いた。
また、25卒のエンジニアの採用目標人数の達成度について、「下回った」「下回る予定」と回答した担当者は全体の35.0%。さらに、36.7%が「採用目標人数は達成したものの、当初予定していたエントリー目標数を下回った」と回答しており、新卒のエンジニア採用に苦戦する企業が多いことが分かった。
インターンシップ実施企業、9割が参加者に内定を出した
25卒の学生に向けて、採用を目的としたインターンシップを実施した企業は全体の53.3%であった。
また、採用目的のインターンシップを実施した企業のうち、参加学生に内定を出した企業の割合は9割を超え、企業がインターンシップを通じて積極的に学生を採用しようとしていることがうかがえる。
25卒エンジニア志望学生においては、インターンシップに参加したことがある学生のうち、約6割が参加した企業からの内定を得ていることが分かった。
インターンシップに参加した理由は、「インターン参加企業で内定を獲得するため」が55.1%と最多となり、次いで「業務内容を理解するため」が48.7%と続いた。インターンシップ先の内定獲得だけでなく、ネット上では分からない情報を得ることを目的に参加する学生も多いことが分かる。
早期退職防止の取り組み、「初任給の引き上げ」が1位
25卒の採用において、エンジニアの早期退職を防ぐための新たな取り組みとしては、「初任給の引き上げを実施する」が42.5%と最も多く、次いで「研修期間を十分に設ける」が41.7%、「学生の希望を踏まえて勤務地やエリアの配属を決定する」が35.8%と続いた。新入社員の待遇を見直したり、フォロー体制を強化することにより、獲得した人材の定着を図ろうとする企業も多いことがうかがえる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:新卒エンジニア採用担当者120名、エンジニアを目指す2025年卒業予定のエンジニア志望学生110名
- 調査年月:2024年6月20日~7月16日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査主体:レバテック
- 実査委託先:GMOリサーチ&AI
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