ABABAは、就活版 全国共通模試サービス「REALME(リアルミー)」を9月24日にリリース。同日に、REALMEおよびABABAの新事業戦略に関する記者発表会を開催した。
REALMEは、AI面接で可視化した就活生の能力と志望する企業の最終面接まで進んだ就活生の能力を比較し、10段階の内定判定[1]をエントリー前に確認できるサービス。AIとの対話内容をもとに、志望企業の合格ラインに達していない能力を伸ばすためのフィードバックや学習コンテンツを学生に提供する。なお、本サービスは、全学生が利用できるという。
注
[1]: 志望企業の内定を獲得できる可能性。
発表会では、ABABAの代表取締役CEOでありREALMEの開発責任者である中井達也氏が登壇。新卒採用の早期化・長期化・コスト増加といった傾向に対し、学生が入社先から内定を獲得する時期は、就活後半時期(大学4年生の4月以降)が7割以上であると指摘。その理由を、学生の企業理解や自己理解といった習熟度が高いほど、内定・入社につながる就活ができるからだと述べた。
さらに、現役就活生の伊藤あゆみさん(武庫川女子大学/3年)が登場し、REALMEのAI面接機能を体験。伊藤さんの回答に合わせてREALMEのナビゲーションキャラクター「みらいモグラのミラーくん」が新たに質問を生成する様子などが公開された。
中井氏は、同サービスにおける人事担当者への影響について次のように述べ、発表会を締めくくった。
「REALMEを活用することで、人事担当者は合格する確率が高い学生に優先して会えるようになり、採用業務の負荷の軽減につなげられると考えています。また、将来的に企業への送客精度が100%近くになれば、企業は学生の能力を見極める面接をしなくてもよくなるため、選考過程にはカルチャーフィットなどの確認といった面接のみが残ると想像しています」(中井氏)
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