訂正とお詫び
本記事1ページ目の写真下にある登壇者の紹介で、司会を「山根淳平」氏としておりましたが、「新田章太」氏の誤りでした。訂正してお詫びいたします。(編集部)
これまでアプローチできなかった人材を引きつけた新施策
ワークスアプリケーションズは2018年卒採用において、エンジニアを5つのコース(リサーチ、AI開発、アプリケーション開発、インフラ/セキュリティ、UI/UXエンジニア)に分けて募集した。
コース分け採用の背景には、同社の次期主力製品であるERPパッケージ「HUE」の開発に、一段と高い技術レベルが必要になったことがある。HUEはAIや機械学習、ビッグデータ活用機能を組み込んだ。クラウド上での稼動を前提とし(クラウドネイティブ)、ソフトウェアの設計も、従来製品の「COMPANY」の独自アーキテクチャからWebアーキテクチャへシフト。パッケージを支えるミドルウェアもOSS主体へと切り替えた。
このように、現場が対応するべき技術領域が大きく広がったいま、HUEの開発をさらに加速するためには、高度な専門性を持つ人材の発掘が必要だと同社は判断。新卒者も対象スキルを細分化して採用するに至ったという。
ただし、同社は新卒者を現場に配属するまでに、研修などを含め半年ほどの時間をかけている。その間にテクノロジーが変化・進化し、現場のニーズから離れてしまうおそれはないのだろうか。この点について、ワークスアプリケーションズの森氏は、数年程度ではニーズが変化しない普遍性のある技術領域でコースを設定していると説明する。