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なぜ1on1はうまくいかないのか?—人事ができる「マネジメントがもっとラクになり、愉しくなる」方法— | 第2回

1on1に苦しむマネージャーを楽にする、今日からできる2つのアプローチ

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 1on1研修を400回以上取り組み、企業の1on1運用や定着を支援してきた株式会社オーの谷本潤哉氏が、「マネージャーを苦しめる1on1の嘘」を題材に、「マネジメントがもっとラクになり、愉しくなる」よう人事が知っておくべき情報をお伝えする本連載。本稿では、マネージャーが1on1を苦手に感じてしまう理由と、会社ができる2つのアプローチを紹介する。

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組織的アクションその1「ソーシャルスタイルの理解」

 前回の記事で紹介したような「部下の本音が読めない」マネージャーを生み出さず、より良い1on1を組織的に実施できるように、「ソーシャルスタイル」を取り入れることは、人事がアプローチできるアクションとして非常に有用です。

 ソーシャルスタイルとは、アメリカの産業心理学者であるデビッド・メリル氏が1968年に提唱したコミュニケーション理論です。人の言動を4つのスタイルに分けて分析、相手が望ましいと感じる対応を探し、選択する方法として活用されています。

 たとえば、営業職や販売職、コンタクトセンターのオペレーターなど直接顧客と関わる職業では、ソーシャルスタイル理論を理解することで、顧客とのコミュニケーションがスムーズになることを期待して取り入れている企業が多々あります。

 1on1では、マネージャーが部下のタイプごとに「このタイプには、こういった会話や褒め方をしよう」と対応することで、適したコミュニケーションの実現が期待できます。

 次図のように、ソーシャルスタイルは「分析」「支持」「主導」「促進」の4タイプに分けられます。血液型占いと同じ4タイプで、初めての人でも覚えやすいため、私が支援している企業やマネージャーには積極的に推奨しています。

Stephen P. Robbins(2005)Essentials of Organizational Behavior 8th Edition. Prentice Hall.より株式会社オーが作成
Stephen P. Robbins(2005)Essentials of Organizational Behavior 8th Edition. Prentice Hall.より株式会社オーが作成
[画像クリックで拡大表示]

 また、ソーシャルスタイルをおすすめするもう1つの背景には、Z世代を含む若手の間で「MBTI診断」がブームになっていることが挙げられます。ソーシャルスタイルもMBTIも、心理学の大家であるカール・ユングの理論を基にしていて多くの共通点があり、若手とのコミュニケーションに効果を発揮しやすいのです。

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ソーシャルスタイルの4タイプを解説

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なぜ1on1はうまくいかないのか?—人事ができる「マネジメントがもっとラクになり、愉しくなる」方法—連載記事一覧
この記事の著者

谷本 潤哉(タニモト ジュンヤ)

株式会社オーCEO。広告代理店で経営人事マーケのコンサルに従事。戦略策定/管理職成長/目標達成など500社の組織変革に伴走。2016年オー創業。1on1・人事評価・スキルマネジメントで即戦力採用から「速戦力育成」に転換する人材育成サービス「コチーム」を提供。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/6372 2025/02/14 08:00

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