リクルートマネジメントソリューションズ(リクルートMS)は、2026年卒業予定の学生を対象に、「採用CX(候補者体験)に関する意識調査(2025)」を実施した。
同調査のサマリーは次のとおり。
- トピック1:「誠実さ」が2年連続で選考参加意欲への影響度1位。学生が最も評価する選考プロセスは個人面接
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- 選考参加意欲への影響が最も大きい評価観点は、25卒に引き続き「誠実さ」
- 学生からの評価が高い選考プロセスは2年連続で個人面接
- 面接で重視されているのは1位「誠実さ」、2位「実力発揮感」、3位「納得感」
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- トピック2:個人面接実施後の辞退要因上位は「やりたい仕事ができない」と感じたこと
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- 面接実施後の辞退理由1位は、個人面接では「やりたい仕事ができない」、グループ面接・AI面接では「面接方法への納得感のなさ」
- 適性検査で重視されているのは同率1位に「公平性」・「実力発揮感」、3位に「誠実さ」
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- トピック3:AI面接経験者は25卒に引き続き3割弱。全体の6割超は「人による評価」を希望
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- AI面接経験者は、25卒・26卒ともに全体の3割弱
- AI面接は、対人面接と比較して「妥当感」「実力発揮感」「納得感」「誠実さ」を感じにくい、という割合が25卒より増加
- 面接場面で人に評価されたい学生は63.0%、AIに評価されたい学生は15.8%。 人に評価されたい理由は、情報収集と見極め不安
- 学生のAI活用度(高・低)によって、企業が採用場面でAIを活用することに抱く印象が変わる
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- トピック4:ネガティブ情報の過度な開示が志望度低下を招く。学生の性格タイプ別コミュニケーション設計が重要
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- ネガティブな情報が多すぎると学生の志望度が下がる可能性がある
- 学生の性格タイプによって志望度が下がる理由は異なる。タイプや価値観に合わせたコミュニケーション設計が重要
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なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査日:2025年7月
- 調査手法:Web調査会社を用いたインターネット調査
- 対象者:次の全てを経験したことのある大学生4年生もしくは大学院2年生。①自由応募による就職活動 ②内定獲得 ③個人面接、適性検査(能力・性格とも)の選考プロセス
- 有効回答数:685名
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