「採用ターゲットの明確化(ターゲティング)」と「攻めの募集法(ダイレクトリクルーティング)」の2つが肝となる「下剋上採用」。前回説明したターゲットのペルソナ化が終わったら、次は攻めの募集法の実施に移ります。攻めの募集法とは、求人掲載して候補者を待つのではなく、こちらから候補者を探し、エントリーしてもらえるよう積極的にアプローチをかけることです。昨今トレンドになりつつありますが、その効果を本当に享受できている企業はまだ多くありません。今回は、本当に良い人に巡り合うための攻めの募集法の本質に迫ります。
こちらからターゲットにアプローチする攻めの募集法
近年、候補者集めの方法はどんどん多様化しています。以前のように巨大なナビサイトが採用市場を独占し、ほぼすべての求職者がそこに登録して就職活動・転職活動を行う時代ではもはやありません。
ナビサイトは求人広告を掲載し、候補者をじっくり待つ「オーディション型」の募集法の代表格です。他にもハローワーク、新聞広告などもオーディション型の募集法です。
知名度がある企業であれば、ナビサイトに掲載しておくだけでエントリーが集まるかもしれません。しかし知名度のない、採用ハンデを負っている企業は、待っているだけでは誰もエントリーしてくれないのが現状でしょう。
そのような企業でも十分な勝ち筋があるのが、会社側から候補者を探してエントリーを促す「スカウト型」の募集法、つまり「攻め」の募集法なのです。
スカウト型の募集法は、人材紹介や求人媒体などの仲介業者を挟まない、企業から候補者への“直接”のアプローチという意味で、「ダイレクトリクルーティング」とも呼ばれています。実態に照らして「ダイレクトリクルーティング=攻めの募集法全般のこと」と理解いただければよいと思います。
攻めの募集法の手立てはスカウト型の求人媒体、いわゆる「スカウトメディア」の利用が思い浮かぶかと思いますが、自社の内定者や社員の知人を紹介してもらう「リファラル採用」や、自社ブログやSNSなどを通じて人材にアプローチをする「SNS採用」なども手立てとしてあります。
これらのうち、採用にハンデを負った企業がまず取り組むべき攻めの募集法は、いったい何でしょうか。
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安藤 健(アンドウ ケン)
青山学院大学教育人間科学部心理学科卒業。日本ビジネス心理学会 人事心理上級マスター。LEGO SERIOUS PLAYトレーニング修了認定LSPファシリテーター。組織人事監査協会 パーソネルアナリスト。2016年に人事・採用支援などを手掛ける「人材研究所」(東京・港)へ入社。主に国内大手企業での採用・教育研修・評価...
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