若手が自走できる環境づくりと若手理解が重要
これまで見てきた3つの施策からは、サイバーエージェントの次世代リーダー育成に対する考え方が浮かび上がってくる。それは、若手が自ら考え、自ら動ける環境を整えることだ。そのために会社として重視しているのが、若手の成長を妨げる「障害」を取り除くことである。
最も大切なことの1つが、若手1人ひとりへの深い理解だと村田氏は強調する。「若手のリーダーがどんな思いで会社に入ってきて、何をやりたくて、どういうところに強みがあるのか。そして今後、どういうところがもっと伸びていきそうなのか」。この理解があってこそ、絶え間なく変化する事業環境に適応し、持続的な発展を実現できる次世代リーダーの育成が可能になるのだ。