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シニア人材の活用に着目する企業は6割 理由は「経験や知識が豊富で即戦力になる」が最多—エフェクト調べ

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 エフェクトは、人手不足を懸念している中小企業の経営者を対象に、「中小企業のシニア人材の活躍方法」に関する調査を実施した。

人手不足の対策として中途採用を強化する企業が約4割

 経営している企業の人手不足に対して、どのような対策を強化しているか質問したところ、「中途の採用を強化している」が38.5%で最も多く、次いで「特に対策はしていない」が33.1%、「新卒の採用を強化している」が17.2%、「離職対策を強化している」が11.2%と続いた。

約6割の企業がシニア人材の活用に着目している

 現在、シニア人材の活用を検討しているか質問すると、「すでに活用している」が33.7%、「検討している」が29.7%と、合わせて約6割の企業がシニア人材の活用に着目していることが判明した。

 さらに、定年の年齢の引き上げを実施しているか聞くと「している」が47.6%、「していない」が38.6%、「エイジレスワークを導入している」が13.8%となった。約半数の企業で定年年齢の引き上げを実施し、エイジレスワークの導入も少しずつ進んでいることがうかがえる結果になった。

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シニア人材の採用と受け入れ体制の現状

 現在、シニア人材の中途採用をしているか質問したところ、48.9%が「はい」と回答した。

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 アルムナイ制度(退職者を再雇用する制度)はあるか質問したところ、「ある」が51.0%と約半数が回答し、制度が少しずつ整備されている現状が見える。

 また、「シニア人材の中途採用をしている」と回答した人に対して、中途採用したシニア人材を受け入れる環境をどのように整えているか聞くと、「柔軟な勤務形態」が39.9%と最も多く、次いで「業務の責任の明確化」が28.3%、「教育制度の整備」が27.5%と続いた。

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シニア人材を雇用するメリット・デメリット

 シニア人材を雇用するメリットをどのように考えているか聞いたところ、「経験や知識が豊富なシニア人材に即戦力として働いてもらえる」が56.3%で最多となり、次いで「若手従業員の育成・成長につながる」が27.4%、「意欲が高いシニア人材が入社することで企業全体のモチベーションが上がる」が24.4%と続いた。

 一方で、シニア人材を雇用するデメリットをどのように感じているか聞くと、「体力・健康面に不安がある」が39.4%で最も多く、次いで「ITなどの新しいスキルの習得に時間がかかる」が24.8%、「給与・待遇の調整が必要になる」が23.9%と続いた。

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 また、シニア人材の活用でうまくいっていることを聞いたところ、「豊富な経験や専門知識を活かしている」が52.4%で最多。次いで、「プロ人材として即戦力になっている」が37.9%、「スキルや経験を活かせる業務が明確である」が35.8%と続いた。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査概要:「中小企業のシニア人材の活躍方法」に関する調査
  • 調査期間:2024年10月18~19日
  • 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
  • 調査人数:1003人
  • 調査対象:調査回答時に人手不足を懸念されている中小企業の経営者と回答したモニター
  • 調査元:エフェクト
  • モニター提供元:PRIZMAリサーチ

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