名古屋鉄道は、健康経営およびDEI&Iのさらなる推進のため、女性の健康課題解消に向けた「低用量ピルの無料処方サービス」の導入、および女性の健康課題へ理解ある風土の醸成に向けた「女性専門医による女性の健康セミナー」を実施すると発表した。
取り組みの詳細は次のとおり。
低用量ピルの無料処方サービス(2024年11月1日スタート)
同社の女性従業員を対象として、希望者は自身に合った低用量ピルを会社の費用負担により無料で処方を受けられる。なお、処方にあたってはLIFEMが提供する「ルナルナオフィス」のサービスを利用し、専用サイト上でオンライン診療を予約・受診することで、医師の判断のもと通院することなく、またプライバシーを守りながら、自宅まで低用量ピルが宅配されるという。
なお、12月1日時点で、すでに同社では14人が利用を開始しているとのことだ。
女性専門医による女性の健康セミナー(2024年9月・11月・2025年1月開催)
以前より、同社専属の医療職による女性の健康セミナーは実施していたが、本年度より女性の健康に関わる専門医である名鉄病院小児科・小児漢方内科の医師を招き、女性の健康課題をテーマにしたセミナーを「①管理職対象」「②育児休業中の従業員対象」「③同社グループの女性役員・管理職対象」の年間全3回開講するという。
セミナー実施により、女性の健康課題に対する職場の理解を深めるとともに、女性本人の健康リテラシーの向上を図ることで、職場・本人の両面から働きやすい風土・マインドの醸成につなげていくとしている。
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