今回の業務提携は、経済産業省によると、IT人材は2020年に約37万人、2030年には約79万人が不足すると推計されていることから、IT留学とIT人材といった両社の強みを活かすことで、IT人材の育成と就職支援を狙って締結されたとしている。
留学情報館は現在日本の若者を中心に年間約1000人の開学留学支援を行っているが、2016年からはフィリピン・セブ島へのIT留学に注力しているという。その理由として、フィリピンではITに関してBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が進んでいることや、英語が公用語であることを挙げる。現在は現地のIT専門学校と協力を結び、IT業界を目指す若者からブリッジSEを目指す現役エンジニアまで、留学生をサポートしている。
この現地のIT専門学校では、現役のエンジニアが英語とプログラミングを同時に教えていることから、エンジニアとしての基礎を学ぶとともに、英語の習得も可能。IT留学者には、将来的にブリッジ人材としての活躍が期待されているという。
また、ワークポートは、ITビジネスに専門を特化したエージェントとしてスタートした転職エージェント。IT業界の転職に強みを持っていることから、帰国後のIT業界への就職や転職をサポートするという。
今回の提携によって、留学情報館のサービスを利用した人は次のサービスを無料で受けられるという。
- 帰国後3か月〜最大1年間の英会話レッスン
- 業界、職種に専門特化した転職コンシェルジュによる、帰国者の希望・条件・スキルに合わせた求人提案
- 応募書類添削、面接対策など