i-plugは、26卒予定の学生を対象に「就職活動の選考過程に関する調査」を実施した。
26卒の97.1%が就職活動で「オンラインを取り入れた選考過程」を希望
企業との接触方法について、97.1%が「オンラインを取り入れた選考過程」を希望。一方で、「全工程(説明会〜最終面接まで)オンラインでいい」は27.6%。これまで実施した同様の調査結果と比較して、昨年の25卒の調査結果(31.7%)から、4.1ポイント減少した。
また、オンラインと対面の両方を取り入れた「ハイブリッド形式」を希望する26卒は69.5%。昨年の25卒の調査結果(65.1%)から、4.4ポイント増加している。
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対面で企業と会いたい理由・オンラインで企業と会いたい理由
前問で「全工程(説明会〜最終面接まで)オンラインで良い」と回答した学生以外に対し、対面で企業と会いたい理由を聞くと、「対面の方が企業の雰囲気や社風を知ることができると感じるため」が最多の79.3%で、昨年の25卒の結果(75.4%)から3.9ポイント増加。次いで「対面で話す方が相手のことを理解でき、選考に望みやすいと感じるため」が53.0%で、昨年の25卒の結果(53.0%)から4.7ポイント増加した。
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さらに、オンラインで企業と会いたい理由を聞いたところ、「移動時間を削減したいため」が73.1%で最も多い結果となった。また、「学業や課外活動で忙しいため」が55.5%と、昨年の25卒の結果から10.4ポイント増加した。
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面接を「オフラインで実施する」企業が増加傾向
企業を対象に実施した「面接のオンライン/オフライン形式の実施状況」に関する設問では、「最終面接のみオフラインで実施」が最多の31.3%と、昨年度の調査結果(37.8%)から6.5ポイント減少。上記の設問で、学生も「最終面接のみ対面を希望」の回答が最多であったことから、双方のニーズが一致していることが分かる。
また、「1次面接以降はオフラインで実施」と回答した企業が20.7%と、昨年度の調査結果(10.4%)から10.3ポイント増加。「すべてオンラインで実施」は5.1%と、昨年度の調査結果(8.5%)から3.4ポイント減少している。
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なお、調査の概要は次のとおり。
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26卒対象(2025年調査)
- 調査期間:2025年1月20〜24日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:OfferBoxに登録している2026年卒業予定の学生
- 有効回答数:715件
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25卒対象(2024年調査)
- 調査期間:2024年2月1〜3日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:OfferBoxに登録している2025年卒業予定の学生
- 有効回答数:1031件
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24卒対象(2023年調査)
- 調査期間:2023年1月25〜31日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:OfferBoxに登録している2024年卒業予定の学生
- 有効回答数:1945件
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企業対象(2025年調査)
- 調査期間:2025年1月20〜23日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:新卒採用を実施する企業
- 有効回答数:256件
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企業対象(2024年調査)
- 調査期間:2024年1月24〜29日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:新卒採用を実施する企業
- 有効回答数:259件
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企業対象(2023年調査)
- 調査期間:2023年1月25〜27日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:新卒採用を実施する企業
- 有効回答数:484件
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