ビースタイル ホールディングスが運営する調査機関「しゅふJOB総研」は、「女性管理職比率」をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行った。
管理職だった経験「ある」が23.0%
管理職としての就業経験を聞いたところ、「ある」が23.0%、「ない」が77.0%だった。
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管理職になることを「希望する」女性は約2割
管理職になることを希望しているか聞くと、「管理職を希望する」が4.0%、「条件によっては管理職を希望する」が20.1%で、合わせて24.1%が希望すると回答した。一方、「管理職は希望しない」は59.6%で最多となった。
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女性管理職の妥当な比率「40%程度」以上が約半数
政府は2020年代の可能な限り早い時期に、女性管理職比率を30%にするという目標を掲げているが、自身はどのくらいが妥当な比率だと思うか質問した。その結果、「40%程度」が14.3%、「50%程度」が31.4%、「60%以上」が3.7%で、40%以上と回答した人が約半数となった。
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女性管理職を増やすには「結婚出産しても管理職として続けやすい雰囲気」が必要
女性管理職を増やすにはどうすればよいと思うか聞いたところ、「結婚や出産をしても管理職として続けやすい雰囲気を職場に作る」が75.9%で最も多く、次いで「在宅勤務が認められる業務を増やす」が48.4%、「拘束時間ではなく成果で給与を決める仕組みを導入する」が46.8%と続いた。
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もし結婚・出産しても仕事のために時間を使えたら、管理職を「希望する」は約6割
もし結婚や出産をしても家庭の制約がなく、仕事のために100%の時間を使えるなら管理職になりたいか聞くと、「管理職を希望する」が16.8%、「条件によっては管理職を希望する」が40.4%と、約6割が希望すると回答した。
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管理職の希望:「現状」と「もし100%仕事に時間が使えた場合」の比較
現状で「管理職を希望する」は24.1%だったが、もし仕事に100%の時間を使える場合は57.2%が「管理職を希望する」と回答し、33.1%増加している。
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現状は「管理職を希望しない」女性も、仕事に100%の時間を使えたら約4割が「管理職を希望する」
現状において「管理職を希望しない」と回答した女性に対し、もし結婚や出産をしても家庭の制約がなく、仕事のために100%の時間を使えるなら管理職になりたいか聞いたところ、「管理職を希望する」が9.0%、「条件によっては管理職を希望する」が33.7%と、合わせて42.7%が「希望する」に回答を変更した。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
- 有効回答者数:727名 女性のみ
- 調査実施日:2025年7月19日~8月1日
- 調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者・求人サイト「しゅふJOB」登録者
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