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管理職の9割以上が昇進して「良かった」 しかし部下の有無で「やりがい」に差が見られる—マイナビ調べ

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 マイナビは、正社員就業中の10〜70代の男女(役員を除く)を対象に実施した、「管理職のキャリア意識と昇進意欲に関する調査2025年版」の結果を発表した。

正社員全体の昇進・昇格意欲は46.2%

 正社員全体の昇進・昇格意欲は46.2%で、役職別で見ると「課長級」が61.1%で最も高く、「部長級」が59.0%、「係長・主任・職長級」が57.8%と続き、「一般社員」は41.0%にとどまった。部下の有無別では、部下のいる管理職の昇進意欲は63.6%に上り、部下のいない管理職と比べて高い傾向が見られた。昇進意欲において、マネジメント業務の有無が影響していることが示唆される。

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 昇進・昇格を望む理由では「給与を上げるため」が72.9%で、役職の有無・部下の有無にかかわらず最多であった。部下のいる管理職では「自己成長のため」「理想のキャリアを築くため」「責任の大きな仕事にチャレンジしたいため」が、一般社員や部下のいない管理職より10ポイントほど高く、より昇進に対する視野の広さや意識の高さがうかがえる。

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昇進・昇格して「良かった」と回答した管理職は9割超

 現在の役職へ昇進・昇格して「良かった」と回答した管理職は、全体で92.5%となった。役職別で見ると、「課長級」が93.8%と最も高く、「部長級」で93.7%、「係長・主任・職長級」で91.1%といずれも9割を超え、大きな差は見られなかった。

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 昇進・昇格して良かったと思う理由を、「昇進は良いことだった」が最も高かった「課長級」にしぼって見ると、「報酬面のメリット」が40.0%で最多となり、次いで「責任感が増した」が20.2%、「意思決定に関与できる」が19.0%と続いた。

 一方、部下のいない「課長級」では、部下のいる「課長級」と比較して、特に「意思決定に関与できる」「仕事の達成感が増した」「リーダーシップスキルが向上した」という項目が10ポイント以上低い結果となった。管理職においては、部下の有無が昇進・昇格後のやりがいや納得感の感じ方に差を生じさせ、キャリアアップの実感にも影響している可能性があるという。

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管理職の47.8%が「自他ともに低評価」の認識

 管理職について、自分の能力や可能性などの「自己評価認識」と「他者評価認識」を組み合わせ、評価認識を「高評価一致タイプ(自己評価も他者評価も高いと認識しているタイプ)」「低評価一致タイプ(自己評価も他者評価も低いと認識しているタイプ)」「他者評価先行タイプ(他者評価は高い認識をもつが、自己評価は低いタイプ)」「自己評価先行タイプ(自己評価は高いが、他者評価は低いと認識しているタイプ)」の4タイプに分類した。

 全体では、「低評価一致タイプ」が47.8%で最も高く、次いで「他者評価先行タイプ」が23.3%と続いた。役職別に見ると、「低評価一致タイプ」は「課長級」が51.9%と半数を超え最多で、全体よりも高い傾向が見られる一方で、「他者評価先行タイプ」では「課長級」は16.3%にとどまり、全体の23.3%より5ポイント以上低かった。「課長級」では「自分は他人からあまり評価されていない」と感じている人がほかの役職よりも多く、そうした認識が自己評価にも影響し、「自他ともに評価が低い」と感じる割合が高くなっている可能性も考えられるという。

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管理職の約8割は周りからの「助力を得られている」と感じる

 仕事上における周囲からの助力(支援・サポート)について、管理職全体では79.2%が「他者からの助力を求めており、助力を得られている」と回答しており、支援の必要性と実感はおおむね一致している傾向が見られた。役職別に見ると、「部長級」が86.5%と唯一8割を超えるのに対し、「課長級」では75.5%にとどまり、「部長級」より11.0ポイント低い結果となった。役職によって支援環境に差が生じているようだ。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査期間:2025年4月9~15日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:正社員就業中の10~70代の男女(役員除く)
  • 有効回答数:4312サンプル(本調査)

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