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特別寄稿《人材採用》| 高卒採用の現状とメリット/デメリット

「なんとなく大卒以上」で求人していない? 新卒採用中の企業に伝えたい「高校生」という選択肢

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 大卒向けの求人倍率は、中小企業にとって厳しい状況が続いています。リクルートワークス研究所の調査によれば、2024年卒業予定の大学生・大学院生が対象の求人倍率は1.58倍。中小企業で見ると「5.28倍」と、高い水準を極めています。一方で、高卒向けの求人倍率もバブル期を超える「3.98倍」と高水準ながらも、大卒と比べると採用のチャンスが眠っています。人手不足が深刻化しているいま、大卒に依存した新卒採用だけで本当によいのでしょうか。本稿では、高卒採用の現状と基本情報をお伝えします。

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IT業界はチャンス⁈ ばらつきがある高卒者の就職先

 高校生の就職先には偏りがあります。製造業が全体の約4割を占める一方で、IT業界といった情報通信業への就職は約1%と少ないのが現状です。

文部科学省『令和4年度学校基本調査(速報値)』よりグラフ作成
文部科学省『令和4年度学校基本調査(速報値)』よりグラフ作成
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 まず、これまでも高卒採用を重宝してきた業界とその理由を見てみましょう。

製造業・ものづくり企業
まず代表的な業界が製造業です。地域密着型の企業も多く、地元志向の強い高校生との相性が良いといえます。最近は、製造工程ライン職人だけではなく、製造の責任者や工場で使用するロボットのエンジニアなど、多くの職種があります。
建設業界
多様な職種があり、人手不足の影響が強い建設業界の高卒向け求人は毎年増えています。建設工程別に多様な会社があり、職種も現場職人、施工管理、現場監督、建材などの製造、設計などさまざまな募集があります。
外食・接客業
飲食業、宿泊業、スーパーや食品、アパレルでの販売など、人に関わる仕事の業界も求人が増えています。学歴に関係なくキャリアアップが可能な企業も増加しています。

 高校生の採用(以下、高卒採用)が一部の業界に偏りやすい背景には、学校からの紹介による「学校あっせん」という特有の仕組みがあります。学校の先生は、訪問や郵送で届く求人情報をもとに、学生へ就職指導を行うため、教務で多忙な中で新たな求人を開拓する余裕がないのです。

 さらに、高校生の就職活動(以下、就活)をサポートする民間サービスが少ないことも、新興産業の求人が少ない一因となっています。(当社は、こうした業界や職種の偏りやミスマッチの課題を解決するために事業を始めました。)

 そういった状況ではありますが、これから高卒の求人が増えそうな分野もあります。

IT業界
システムエンジニアや、WebデザイナーなどのIT技術が必要とされる職種で高卒採用が注目されています。成長産業で人手不足が予測されており、高校生の関心も高い業界です。
資格職
介護や美容師など、働きながら資格を取得できる職種でも高卒向けの求人が増えています。資格取得にかかる費用の支援をすることで、将来的なキャリアアップを支援しています。
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この記事の著者

森 隆史(モリ タカシ)

1983年奈良県生まれ。2006年4月、前身の株式会社ピーアンドエフに新卒1期生として入社する。携帯電話会社のセールスプロモーションの営業活動に従事し、最年少の28歳で取締役に就任。グループ会社の株式会社ジンジブを設立後には、株式会社人と未来グループ(現:株式会社ジンジブ)の取締役、株式会社ジンジブ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/6550 2025/04/14 08:00

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